40代女性にオススメの漢方薬【漢方医が解説】
- 2019.01.27
- 漢方処方119番

年齢、性別、身体の状態に合わせて漢方薬を紹介するシリーズ。今回は、40代女性におすすめの漢方薬です。もちろん、全ての方に当てはまるわけではありませんが、よくあるパターンをご紹介します。
40代になると更年期障害がぼつぼつ出始めます。そんなときに特効薬は加味逍遥散(かみしょうようさん)です。
生理・妊娠・出産に関する訴えに著効する当帰芍薬散の出番は減り、むしろ桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が効く人が増えます。
40代になると化粧ののりがわるくなります。そんな時は四物湯(しもつとう)を試しましょう。疲れるというキーワードからは朝鮮人参と黄耆(おうぎ)を含む参耆剤(じんぎざい)がヒントになります。参耆剤で四物湯を含むものが十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)です。
かぜ薬は、まだ40代では葛根湯が効く人が多いです。
40代女性におすすめ漢方薬
- 加味逍遥散
- 桂枝茯苓丸
- 四物湯
- 十全大補湯
- 葛根湯
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Author:新見正則 投稿一覧
1985年慶應義塾大学医学部 卒業 1998年英国オックスフォード大学医学部博士課程 移植免疫学にてDoctor of Philosophy (D-Phil) 取得 2002年帝京大学外科准教授 2013年ハーバード大学にてイグノーベル賞受賞。帝京大学医学部附属病院において国内で初めて保健診療のセカンドオピニオン外来(外科一般)を開設し、その普及に尽力してきたパイオニア。テレビや新聞などメディアでの紹介も多数。西洋医であるとともに漢方医でもあり、同科血管外科グループにおいて血管、漢方、未病、冷え症の各外来を担当。日常生活や食生活の改善指導、西洋薬・漢方薬の処方により、多くの患者の症状を改善してきた実績を持つ。