インフルエンザの予防と対処を漢方薬で行う方法

インフルエンザの予防と対処を漢方薬で行う方法

毎年、大流行するのがインフルエンザです。冬になると発生すると思われているかもしれませんが、一年中感染する可能性があります。

西洋医学では「予防ワクチン」を励行します。私もこの考え方と基本は同じですが、漢方でこれを補完する方法があります。また、かかってしまってからも効果が高い漢方薬があります。この記事でご紹介します。

インフルエンザの予防方法

風邪の予防方法と同様に、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を使います。これは、体力・気力がない方の風邪予防におすすめの漢方薬となります。

まず、補中益気湯1包を日に3回。4週間飲み続けます。効果があると感じられたら継続します。

元気な人はなんとなく飲めない(効果が感じにくい)ことがあります。その際は小柴胡湯(しょうさいことう)を使用します。

インフルエンザにかかってしまったら

インフルエンザかもしれない、状態があります。検査キットは年々正確になっていますが、「偽陰性」が出ることもあります。自分では「インフルエンザかな」と思っても、検査までの時間が早かったり(6時間以内)、熱が上がりきっていないと陰性に判断されるときがあるのです。

このような場合にお使いいただきたいのが麻黄湯(まおうとう)です。発熱し始めれば「麻黄湯」一択です。麻黄湯1包を日に6回。汗が出るまで飲み続けます。

通常、麻黄湯は「がっちりタイプ」(平常は体力、気力ともにある方)の方にお使いください、ということなのですが、インフルエンザでは平常虚弱な方でも、高熱時の関節痛を和らげます。このようなタイプの方は1日以内を目安に飲んでください。

また、検査で陽性と明らかになればタミフルやイナビル、リレンザなどを処方されると思いますが、それをまずはお使いください。麻黄湯がよいのは「可能性がある」だけでも飲める点です。またその後にインフルエンザが確定しても、麻黄湯は西洋薬に悪影響を及ぼしません。

がっちりタイプは使える薬が多い、とは

麻黄湯はがっちりタイプの方が使える「急性発熱性疾患」に対応する薬です。このタイプの方は消化機能が強いので、地黄、石膏、当帰などムカムカする可能性がある薬が内服可能なのです。(いずれの薬も効くかどうかは飲んでみないとわかりませんが)

まとめ

・体力、気力のない方のインフルエンザ予防に補中益気湯がおすすめです。

・体力気力がある方は小柴胡湯を使ってみてください。

・インフルエンザの可能性があったら麻黄湯を汗が出るまで服用します。

この記事で紹介した漢方薬