漢方処方が広がるステップ
- 2019.12.04
- 漢方処方119番

まずは漢方薬が正しく読めるようになることです。書ける必要はありません。
そして、ツムラの番号を覚えることも最初は重要です。
まず、自分や家族に処方しましょう。
次に、患者さんにリラックスして処方しましょう。
患者さんがたくさんのことを教えてくれます。
まず、病名投与でよいのです。どんどん処方しましょう。
(そんな知恵が、フローチャート漢方薬治療になりました。)
漢方理論や腹診は処方選択のための知恵と割り切りましょう。
(そんな答えが、明日から本当に使える漢方薬7時間速習コースになりました。)
まず、自分の専門領域での頻用漢方薬から親しみましょう。
参耆剤を覚えて、使用しましょう。
駆瘀血剤が男性にも有効だということを体感しましょう。
こじれた状態(少陽病)に使うために、柴胡剤に親しみましょう。
附子の使用方法に慣れましょう。
漢方が何でも治す可能性があることを、その反対になんでも起こる可能性があることを理解しましょう。
これで、相当漢方が使えるようになります。
あとは実践あるのみです。
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Author:新見正則 投稿一覧
1985年慶應義塾大学医学部 卒業 1998年英国オックスフォード大学医学部博士課程 移植免疫学にてDoctor of Philosophy (D-Phil) 取得 2002年帝京大学外科准教授 2013年ハーバード大学にてイグノーベル賞受賞。帝京大学医学部附属病院において国内で初めて保健診療のセカンドオピニオン外来(外科一般)を開設し、その普及に尽力してきたパイオニア。テレビや新聞などメディアでの紹介も多数。西洋医であるとともに漢方医でもあり、同科血管外科グループにおいて血管、漢方、未病、冷え症の各外来を担当。日常生活や食生活の改善指導、西洋薬・漢方薬の処方により、多くの患者の症状を改善してきた実績を持つ。