漢方ファンに教えられる「逆流性食道炎には六君子湯」

漢方ファンに教えられる「逆流性食道炎には六君子湯」

症例

耳鳴りで受診、八味地黄丸で耳鳴りが受け入れられる範囲に

その後、漢方ファンになり、

「逆流性食道炎にパリエットを飲んでいるので、漢方を試したい」という。

六君子湯を処方

(再診時)

逆流性食道炎の症状がいいと。パリエットを止めても大丈夫だと。

花粉症に小青竜湯、皮膚の痒みに当帰飲子、腰痛に疎経活血湯+ブシ末などを持って行き、元気になったと喜んでいる。

(再診時)

「体の中が冷えていて、花粉症に小青竜湯が効いて、そしてブシ末をちょっと加えるともっといい」と教えてくれた。

患者さんの観察力もすばらしいと驚嘆する

解説

逆流性食道炎が六君子湯で治ると腑に落ちた症例。

漢方ファンの患者さんは自分でもいろいろとトライし、身体意識に敏感なので、外来でお話をしていても本当に楽しい。花粉症には小青竜湯がいいというが、体の奥が冷たいと教えてくれた。小青竜湯には甘草乾姜湯が入っており、甘草乾姜湯は冷えと水毒を治すので、確かにそうだと思ってしまう。

また余っていたブシ末を小青竜湯に加えて飲んだら、花粉症にもっと有効だったと教えてくれた。なるほど、少量のブシ末は漢方薬の効果を増すのだと、再確認するように教えられた。患者さんは教えてくれるとはこのことだ。