「ところでこの漢方、何に効くんですか?」 疎経活血湯は瘀血と水毒のくすり

「ところでこの漢方、何に効くんですか?」  疎経活血湯は瘀血と水毒のくすり

症例

70歳代 男性

「腰痛が辛くて。歩行も困難で・・・・・」

疎経活血湯を処方

(再診時)

「調子良いです。ずっと飲んでいてかまいませんか。」

「ところでこの漢方は何に効くんですか?」

「あなたの症状に効くのですよ。敢えてお話をすると疎経活血湯というのは瘀血と水毒を治す薬です。瘀血とは古血のたまりと言ったイメージで、水毒とは水のアンバランスです。むかしの知恵ですが、そんな知恵で漢方薬を作っていったのです。あなたに合う漢方を」

解説

患者さんが「この漢方薬は何に効くんですか?」と医師に尋ねることは、時々ありますね。そんなときに「あなたの症状に効くのですよ」とまず答えるのですが、それでは納得できない患者さんがいますね。

そんなときにちょっと、昔の知恵である漢方理論を交えると、妙に納得してくれる患者さんが少なくないですね。理由がほしいからでしょうか。僕たち西洋医がなんとなくうさんくさい漢方理論と思っても、患者さんサイドはそんな理論を説明してもらった方が納得しやすいこともありますね。

ですから、僕は自分の処方選択のためというよりも、患者さんに説明するために漢方理論を使用することがあります。