牛車腎気丸でかえってインポテンツに 脈を診ると弱かったので補中益気湯に

牛車腎気丸でかえってインポテンツに  脈を診ると弱かったので補中益気湯に

症例

64歳 男性 なんとなく元気がない

初老期の訴えと考え、牛車腎気丸を投与

4週間後に、インポテンツ気味となったと言われ、処方中止

脈を診ると弱かった。

その後は、補中益気湯で経過良好

先日某大学の講演で同じような症例を質問される。

カルテを見返して同様の症例を発見した。

解説

牛車腎気丸は初老期の訴えに対するパッケージです。インポテンツも治ることがあります。しかし、この例のようにインポテンツになることもあるのですね。

この患者さんは脈を診ると、実は結構弱い脈でした。脈が弱いということは僕的には元気がないということで、牛車腎気丸よりも補中益気湯を処方したくなります。そして元気になりました。その後はインポテンツのクレームはでませんでしたので、問題なく経過したのでしょう。

漢方は不思議なことが起こります。なんでも起こりうると思っておくことが臨床医としては大切です。