【症例集】乗り物酔いに五苓散 「ねむくならずに、遠足が楽しめる。」

【症例集】乗り物酔いに五苓散  「ねむくならずに、遠足が楽しめる。」

症例

12歳 女児

乗り物酔いがひどくて困ると相談される。

比較的華奢な小学校5年生。遠足は酔い止めを飲むといつも寝てしまうので、まったく面白くないと。

なんとか眠くならない酔い止めがないものかと両親に懇願される。

「2種類処方します。両方飲むのではなくて、どちらかを試してください。バスや乗り物に乗る30分前に内服すればよいです。1日何回飲んでもいいです。」

半夏白朮天麻湯と五苓散を処方

(再診時)

「両方とも効くが、五苓散がいい。あれを飲むとほとんど酔わない。まったく眠くならないので最高だ・・・・」

解説

子供は水毒傾向にて五苓散が頻用されると漢方的には説明されます。水毒という言葉がしっくりこない時は、それを飛ばして、子供には五苓散が頻用されると覚えればいいですね。そして試してみれば。五苓散には麻黄も地黄も入っていません。子供であっても1袋飲ませても問題ありませんし、頻回に投与しても大丈夫です。

急性疾患のときは、投与量を増やした方が効くとも言われています。子供では特にそうかなと思っています。まず試してください。それぐらい五苓散は広範囲に子供には有効です。