【症例集】子供のアトピーのかゆみに黄連解毒湯 「吐きながらも飲んでます」

【症例集】子供のアトピーのかゆみに黄連解毒湯  「吐きながらも飲んでます」

症例

5歳 女児

2歳からアトピーがあり、体中が痒くてしょうがないと。

小児科に通院しているがこの3年間あまり良くなっている気がしない。

ともかくアトピーで痒くて、夜中も掻きまくっている。全身がアトピーの皮膚本当にかわいそうで何とかしてもらいたいと来院

大人でも苦いと感じる漢方薬を出します。なんとか工夫して飲ませてみてください。工夫してもダメならしょうがないので他の漢方を考えます。

黄連解毒湯を処方

(再診時)

「自分が飲んでも結構苦いが、娘はゼリーに絡ませたり、そのまま飲んだりしています。でも痒みは大分少なくなり、皮膚の具合もいいようです。子供は飲むと楽になることを知っているようで、吐きながらも飲んでいます」と

約1年間続行し、皮膚は本当にきれいになり痒みもなくなったと感謝される。

解説

黄連解毒湯は大人でも飲めない人がいます。でも治るという、楽になるという成功体験が伴うと、5歳の女の子でも飲むのですね。「吐きながらでも飲む」とうのはご両親の誇張した表現かもしれませんが、ともかく頑張って飲んでいると言うことですね。その甲斐あって本当にきれいな皮膚になりました。漢方がいつも効くとは限りません。

でもそこそこ効きますね。そんな漢方薬を試してみたい患者さんは、試してみたい医師はどんどんとトライすべきですね。治ればいいのですから。結果勝負が僕たち臨床医の世界ですよね。