【症例集】「大学病院の皮膚科で治らないんです」 紫斑病に当帰芍薬散

【症例集】「大学病院の皮膚科で治らないんです」  紫斑病に当帰芍薬散

症例

30代歳 女性 原因不明の紫斑病

甲信越の大学病院の皮膚科に3年間通院

原因不明の紫斑病と。体全体に生じる。

(困ったな・・・・)

いろいろとお話を聴いていると、生理の時に悪化することがわかった。

当帰芍薬散を投与。

当帰芍薬散で下痢をすると言うので、六君子湯を併用

めまいが治り、下痢もとまり、紫斑病は徐々に良くなり、1年後にはほぼ出なくなる。

その後も美味しく飲んでいる

解説

はるばる遠くから来てくれる人は正直、ちょっと緊張しますね。時間とお金をかけて僕の外来に来てくれるのですから。それも大学病院の皮膚科でさんざん検査をして、でもまったく原因不明で良くならないといった患者さんは、内心は嬉しいのですが、それはうまく治ったときに言えることですね。

でもいつもと同じように診察をします。力が入ると処方を間違うとよく教えられています。しっかりとお話を聴いて、そして生理の時に悪化することがわかりました。そのヒントから当帰芍薬散を処方して軽快しました。

患者さんは本当に感謝してくれていますが、当方も勉強になりホッとしたのはお察しの通りです。困った方が漢方薬で治るのはいいことですね。大学病院からの薬剤は最初はもちろん止めずに飲んでもらいましたが、今は本人の希望で漢方薬だけを飲んでいます。ほとんど紫斑病は出なくなりました。