【症例集】手元の処方で頑張る・花粉症に越婢加朮湯がないときは?

【症例集】手元の処方で頑張る・花粉症に越婢加朮湯がないときは?

症例

40歳代 男性 知人

電話で

「この前もらった小青竜湯が効いているが、最近はそれでも花粉症の症状が出て困る。どうすればいい?」

「小青竜湯よりも強い越婢加朮湯を飲めばいいと思うが、外来に取りに来られませんか?」

「忙しくていけない・・・」

「では小青竜湯を1日6回まで増やしていいですから。もしもムカムカ・ドキドキしたら減量してくださいね。」

後日、小青竜湯の内服回数増量でうまくいったと教えてくれた。

解説

小青竜湯は麻黄が1日量で3グラム、一方で越婢加朮湯は6グラムです。

小青竜湯を倍の1日6回飲んで、麻黄の量的には越婢加朮湯と同じになります。ですから、西洋医学的感覚と同じに服用量を増加する方法も実はありですね。小青竜湯を毎食前に飲んでもらって、かつ外出前などに飲むと1日だいたい6回ぐらいになります。これでうまくいく人もいます。大切なことは、漢方だけで頑張らないことです。

西洋薬もしっかり使う。マスクもする。そして漢方も飲むと言うことです。そして自分が楽になるように工夫しましょう。漢方を併用すると西洋薬の量が減るので、いざというときにその西洋薬剤を保険として残しておけますね。洋の東西は無関係、どんどんといいことをやりましょう。