【症例集】小建中湯で元気に 「生理も始まりました。嬉しいです」

【症例集】小建中湯で元気に  「生理も始まりました。嬉しいです」

症例

20歳代 女性 虚弱 無生理

37kg 172cm 腹診で腹直筋がピンと触れる(二本棒)

小建中湯を開始

1年半後に44kgになる。

2年間内服し50kgに 二本棒なくなる

その後、自分の判断で休薬すると、疲れて苦しいと

黄耆建中湯+当帰芍薬散で再開

再開1年後に生理がくる。大学時代になくなってからはじめての生理で、すごく感謝される。

(腹診は荒唐無稽ではないな)

解説

小建中湯はすばらしいと思った症例です。腹診が荒唐無稽ではないとわかった症例です。生理がないことと、痩せすぎていること以外は普通に働いている女性です。本人が元気になりたいというので参耆剤か小建中湯か迷っているときに腹診所見で小建中湯と決めました。腹直筋が突っ張っており明らかな二本棒でした。

体重が徐々に増加するに従って二本棒は柔らかくなっていきました。そして体重は大学時代のものに戻りました。元気になって自己判断で休薬して、再度調子が悪くなり、自分自身で漢方で元気になったと腑に落ちたようです。その後小建中湯の派生処方である黄耆建中湯+当帰芍薬散にして、今度は生理も再開しました。ものすごく喜んでいました。

漢方の学び始めた頃は腹診は荒唐無稽ではと思っていました。しかし、実例に遭遇すると「まんざら荒唐無稽なものではないんだな」とわかります。

不思議なものですね。腹診がサイエンスで少しは解決できると楽しいですが、その糸口も見えません。