【症例集】整形外科医が自分のぎっくり腰に芍薬甘草湯を使用

【症例集】整形外科医が自分のぎっくり腰に芍薬甘草湯を使用

症例

30歳代 男性 知人の整形外科医

最近漢方に興味がある。

自分自身がぎっくり腰になる。

まず、NSAIDsにて痛みに対応する。そして芍薬甘草湯を併用して、また痛みは楽になったと。

その後、疎経活血湯と芍薬甘草湯を毎食前に飲み、約7日で軽快した。

解説

芍薬甘草湯は急性の痛みには結構有効と言われています。横紋筋、平滑筋を問わず、筋肉の攣縮様の痛みに著効することがあります。よく知られているこむら返りの他、尿管結石、ぎっくり腰、生理痛、下痢、腹痛、夜泣き、しゃっくり、などにも有効なことがあります。

しかし、一方でいつもいつも有効とは限りません。この知人の整形外科医も漢方ファンで外来で患者さんに漢方を多数処方していますが、半信半疑で自分の腰痛に試したそうです。そしてその後芍薬甘草湯と疎経活血湯を内服して良くなりました。

公平な立場からすれば、別に漢方を飲まなくても自然経過の一部として治っていったんじゃないのとも受け取れます。漢方は西洋医学の補完医療という立場では、漢方好きの先生や患者さんがまず西洋医学の治療を受けた上で併用して、その体感を集めていけば自ずと結論はでるのではないかと思っています。体感が一番ということです。整形外科の医師が、自分の過去のぎっくり腰の経過と比べて、芍薬甘草湯の効果を体感したという症例です。