【症例集】「まず、良くなったことを見つけてくださいね」 加味逍遥散を処方しながら

【症例集】「まず、良くなったことを見つけてくださいね」 加味逍遥散を処方しながら
目次

症例

70歳代 女性 自律神経失調症

典型的な加味逍遥散タイプ

初診時からいろいろなことを訴える。ほとんど笑わない。

小さな字でメモを書いてくる

適度な距離においてある患者用椅子を、医師の方に近づける

遙か昔からの経過を延々と、ゆっくり説明する。

そして的を得ない

加味逍遥散を処方する

(再診時)

なんとなく笑顔ある

しかし、良くなっているとは一言も言わず、また不平不満を並べる。

「いくらでもお話は伺いますよ。でも、まず困る順に並べてもらえますか」

そして加味逍遥散を継続

(再診時)

笑顔があるようだが・・・・

順番に困っていることを言う 微妙に順番が異なる。

でも、やっぱり聴く方も結構疲れる。

「いつもいつも不平不満から始まるから、つぎはひとつは少しでも良くなったことから言い始めてください」

こんなルールを決めてから、すこしでも良くなったことを見つけて、そして不満を並べる。でも笑顔の量はますます増える

看護師が「あんなに普通のご婦人だったんですね」

よかった。よかった。