【症例集】「生きる元気もないが、死ぬ勇気もない」 補中益気湯でなんとか元気に

【症例集】「生きる元気もないが、死ぬ勇気もない」 補中益気湯でなんとか元気に

症例

70歳代 女性 メンタルクリニックにも通院中

「めんどくさい。生きる元気もないが、死ぬ勇気もない。でも死にたい」 仮面様の顔貌

困ったな。精神科にはちゃんと通院しているし・・・・

「生きるのも疲れておっくう」と言う

疲れというキーワードから補中益気湯を処方

(再診時)

精神科からの内服薬は同じで続行されている。

「どうですか」

「生きてますよ。でも食べるのがおっくうですが・・・(笑い)」

笑顔ある。冗談言えるようになったのか。

その後も着々と元気になっていく。

解説

「漢方でも処方してみよう」と腹をくくると、突然に総合臨床医になります。フローチャートに従って処方してみようと思えば、それでその時から総合臨床医になれます。漢方を使用して、外来で患者さんがぼつぼつ治っていくと、元気になっていくと、患者さん同士の口コミで、また医師からの紹介で患者が増えます。

でも他では相手にされないような、相手にしたくないような患者さんも含まれます。メンタルヘルスに通っている人も増えます。そんな時でも処方してみましょう。西洋医学的にしっかりと処方されているのであれば、試しに漢方を併用してみるのも悪くはないですね。効けば儲けものではないですか。そんなリラックスした気持ちで処方してみると、いろいろなキーワードから処方でき、そして元気になる患者さんに出会えますよ。