【症例集】便秘治してすべてすっきり「あれは便秘の症状だったんだ!」

【症例集】便秘治してすべてすっきり「あれは便秘の症状だったんだ!」

症例

30歳代 女性 25年間の便秘

13歳前後から便秘となる。その他は元気だと思うと。

現在まで西洋薬剤をいろいろ試したが、あまり効かないと。漢方外来ができたのなら試しに漢方薬でも飲んでみようかと受診する。

桂枝加芍薬大黄湯を処方する。2週間後に受診すると本当に気持ちよく便が出ると。25年ぶりの快便であると。快便によって、気持ちもますますハッピーに、体も軽く、本当によかったと。便を出すだけでこんなに快調になるのであればもっと早く試すのであったと。本人は「便秘がからだの何となくの不調(以前本人は問題ないと思っていた)にこんなに影響があるとは思っていなかった」と。

解説

フローチャート漢方薬治療では、便秘のファーストチョイスは麻子仁丸または潤腸湯としていますが、この症例では桂枝加芍薬大黄湯から使用しました。38歳と若かったこととがひとつの要因です。

便秘には25年間慣れっ子であったので、本人も大して期待はしていなかったようです。しかし、快便となり体の調子が本当に上向きになりました。たかが便秘ですが、されど便秘と痛感した症例です。

便秘の人は別にそれが日常ですので、特別不自由を感じていないこともあります。しかし、便通でいろいろなものが好転すると確かに以前は不調であったと痛感するものです。西洋薬剤の瀉下剤では得られない快感と思っています。桂枝加芍薬大黄湯は桂枝湯の芍薬を増量し大黄を加えてものです。虚証向けの暖める下剤とも表現されます。