【症例集】患者「様」では叱れない。 愛情を込めて「あんた、死ぬよ」

【症例集】患者「様」では叱れない。  愛情を込めて「あんた、死ぬよ」

症例

50代 女性 肥満症

「このままだと死ぬよ!!!!」

防已黄耆湯で次第にやせる。3年間で、120kgが70kgになった。

日常の食生活管理+軽い運動 のみで50kgの減量に成功。

後日、「真剣に叱ってもらってありがとうございました。」

「内科の先生からは痩せろと以前から言われていたのですが、真剣に叱られなかったので・・・」

僕は患者「様」とは言わない

解説

ぼくは 医者の仕事のひとつは真剣に患者さんを叱ることと思っています。

身内や親戚、友人と思って叱るのです。つまり顧客と思わないと言うことです。顧客離れを恐れていては絶対に叱れませんね。顧客扱いするときは「患者様」です。「患者さん」は真剣に叱れる関係を保ちたいときに、そう言います。そんな使い分けを実はしています。

漢方だけで痩せることは無理。しかりと日常管理をして漢方薬を飲むと結構痩せます。実証では大柴胡湯または防風通聖散、虚証では防已黄耆湯が基本処方です。でも「何でも食べたい」、「漢方だけで痩せたい」などは無理に決まっています。

心の管理が実は肥満解消には大切ですね。痩せないひとは、一歩間違えると、知的能力が低いと勘ぐられます。ともかく長生きしたければ極端な肥満は要注意ですね。でも世の中にはちょい太りが長生きとかいろいろな意見があります。

それは内臓脂肪と皮下脂肪をごちゃ混ぜにして議論しているからですね。そもそも臍の高さの断面で、内臓脂肪100㎠以上の人がその後いろいろな生活習慣病を起こしやすいということからメタボリックシンドロームの基準が出来たのですね。

つまり少々太っていても内臓脂肪が100㎠未満ならオーケー。100㎠以上であればあまり太っていなくても要注意ということです。減量の詳細は、「明日から本当に使える漢方薬シリーズ番外編③」、「じゃあ、そろそろ減量しませんか?」 を読んでください。