睡眠障害時に効果的な漢方薬とは・体質改善編(柴胡剤を使用)【漢方医が解説】

睡眠障害時に効果的な漢方薬とは・体質改善編(柴胡剤を使用)【漢方医が解説】

睡眠障害が短期的な場合は、こちらの記事でお伝えしたお薬を2週間飲むことをおすすめします。

それとは別に、慢性的なものがある場合、「柴胡(さいこ)剤」が入った漢方薬を体質改善で使われることもお勧めします。

睡眠障害の際は、まず西洋医の診察を受け、適切なお薬を処方してもらってください。正しく使うようにします。それで効果があがっているようであれば続行します。

それに加えて、柴胡剤が入った漢方薬を飲み続けることで、西洋薬の効果を感じて、寝つきが良くなったり、夜中目覚めることが少なくなったりできる可能性があります。今回は体質改善で、睡眠の満足感を得たい方のための漢方薬をご紹介します。

どんな睡眠障害の体質改善にもまずは

加味逍遙散(かみしょうようさん)に柴胡が含まれています。まずはこれを飲んでみてください。3包/日を4週間継続します。

どの柴胡剤にも、睡眠促進作用があります。イライラが減少し、熟眠感も増し、便通も整い、いろいろな不調が楽になります。

効果が感じられない場合の柴胡剤3種とは

加味逍遙散を4週間服用しても、飲まない時と比べても良化がないと感じられる方がいます。その場合は以下のいずれかをお好きな順番で試してみてください。いずれも3包/日を4週間継続です。

大柴胡湯(だいさいことう) 大黄が入っているので下痢ぎみとなります。しかし、薬効の証拠ですので、酷くない場合は継続なさってください。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 気持ちが静まるお薬です。どのような方でもお使いいただけます。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) 不調時の万能薬ともいえるお薬です。困った時はまずこれを飲むことで改善される方がいます。私が自信を持って勧められるお薬です。

まとめ・この記事で紹介したお薬

柴胡の字がついている漢方薬には、大抵、黄芩(オウゴン)も含まれています。トランキライザー(精神安定)効果があり、じわじわといろいろな症状が楽になります。自分に合う柴胡剤を把握しておくと、いろいろな時に役立つでしょう。今回ご紹介したお薬は、即効性というよりも、長い期間の服用で効果があげられるとお考えください。