【症例集】「何か困ったことありますか?」カンポウ使用前夜とその後

【症例集】「何か困ったことありますか?」カンポウ使用前夜とその後

症例

「何か困ったことはありますか?」
漢方に出会う前の僕(一般・消化器外科医)がこんな質問を患者さんにすると、
●「片頭痛で困ってます」 → ○「それは、神経内科の担当ですね」
●「生理痛がひどくて・・・」 → ○「それは婦人科に行って相談してください」
●「先生が診てくれないなら、そんな質問しなければいいのに・・・・」

このようなやりとりがあったり、患者さんがそのように感じることがあったと思います。

解説

「何か困ったことがありますか?」といったイエス・ノーでは答えにならない質問を患者さんに投げると、自分の専門領域以外の相談が戻ってくることがあります。ですから上手に外来を終わらせるには、イエス・ノーが答えで、自分の土俵からはみ出ないような質問を投げるのですね

自分の領域からはみ出すとなんとなくリラックスできなくなります。当たり前ですね。自分の領域の診療をするのが西洋医学的な専門外来ですから。

ところが、漢方を処方しようと決めると、突然総合臨床医になります。保険適応漢方エキス剤で対処しようと腹をくくればいいだけですね。

漢方を手にすると

○「何か困ったことありますか?」
○「西洋医学的には診てもらっていますか?」
○「漢方でよかったら、試してみますか?」
●「治る、良くなる可能性があるなら、なんでも試しますよ・・・・」

というようなやりとりができるようになるのです。