間歇性跛行のための漢方薬3種類とは【漢方医が解説】

間歇性跛行のための漢方薬3種類とは【漢方医が解説】

中年以降の方で、歩様がおかしくなる「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」。西洋医学ではその原因が腰部脊柱管狭窄症か慢性動脈閉塞を見極めることが大切で、それによって治療も異なってきます。

漢方薬の場合は、不思議なことに原因よりも症状からアプローチすることで、効果が出る場合があります。今回は間歇性跛行のときにさほど気にせずに使っていただきたいお薬と、それが効果がないときの選択肢をご紹介します。

どんな間歇性跛行にも

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆとう)です。腰部脊柱管狭窄症でも、血管性の跛行でもまずはこれからです。1包×3/日を4週間ごと処方してもらいます。特に冷えを伴う場合の第一選択肢です。最初の4週間で効果が感じられたら(西洋薬との合わせ技でより効果を感じる、痛みが軽減した、ラクになった、西洋薬を少し減らすことができるようになった等)続行します。全く変化がなければ次からのお薬を試してみてください。

効果がないときは・1

疎経活血湯(そけいかっけつとう)も使ってみる価値があります。とにかく腰やヒザが痛いというときはこのお薬です。他の薬を使ってもビクともしなかったときもぜひ使ってみてください。同じように、1包×3/日を4週間ごとです。効果を感じれば継続です。

効果がないときは・2

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を使ってみましょう。しびれ、足の裏の違和感、坐骨神経痛もどきの症状などがあるときはこれをトライ。他の薬効果ない時もこれをトライ、です。1包×3/日を4週間ごとです。効果を感じれば継続です。

まとめ

血管性間歇性跛行に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が効果があると言えます。これはトレッドミルで実験した結果がある(https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/62/4/62_4_529/_pdf/-char/ja)からです。この実験では西洋薬と併用しても効果がありましたので、西洋薬を処方されている方は合わせて飲んでください。

漢方薬であっと言う間に効果が出る場合もありますが、基本的には長期間で改善していくものです。少しでも改善して入いれば続行です。