立ちくらみで倒れることが多い!体質改善の漢方薬は?

立ちくらみで倒れることが多い!体質改善の漢方薬は?

「立ちくらみで倒れる」と言った訴えで受診する人も少なくありません。キーワードは「立つ」と「倒れる」です。立って、そして倒れます。

くらっとしてフラッと倒れる、そして怪我することもなく、横になればすぐに元気を回復すると言った経過をたどる人は、基本的に起立性低血圧です。

横なっていたり、座っている状態から、急に立ち上がると、重力に逆らって、より多くの血液を心臓に戻す必要が生じるのです。交感神経が優位になって、戦闘モードに切り替えられる人は、まったく問題なく、立ち上がることができ、そして倒れません。

リラックスモードの副交感神経有意パターンから、戦闘モードの交感神経有意パターンへの切り替えの速度と、切り替えの程度が大切なのです。そんな副交感神経有意から交感神経有意へのスイッチの切り替えは、加齢とともにゆっくりになります。

しかし、鍛えることはできます。日頃から寝た状態から立ち上がる体操をして鍛えているひとは、そんな切り替えが上手いのです。日頃から運動から遠ざかっているひとはそんな切り替えが苦手なのです。

加齢はスイッチが遅くなるひとつの原因ですが、子供でも同じことは起こります。運動が好きな人で、子供でも大人でも、起立性低血圧の症状が起こることは稀です。日頃から、是非運動をしてください。僕は、和式トイレが気に入っています。相当低い状態から立ち上がるという動作が含まれているからです。洋式トイレでは頭の位置がそれほど変化しません。そんな理由からも是非たまには和式トイレを使用して下さい。和式トイレを使う機会がなければ、リビングで、畳で、しゃがみ込む姿勢から立ち上がることを、体操と思ってトライしてください。自分の元気度の指標になりますよ。

また、高血圧が心配であまりにも薬剤で血圧を下げすぎている人は、起立性低血圧の症状が出やすいのです。脳に血液を送るために、日頃の血圧が低すぎれば、心臓というポンプが一瞬で活躍しないと、フラッとするのです。いわゆる脳貧血という状態が起立性低血圧です。

糖尿病は全身の神経障害を引き起こすので起立性低血圧の症状が出やすいのです。またパーキンソン病の人も、副交感神経と交感神経のスイッチのオン・オフが即座にできません。起立性低血圧の症状が出やすいのです。

立って、そして倒れる状態が、あまりにもひどいときは是非医療機関を受診してください。また、倒れたあとに直ぐに意識が戻らないときは、即、医療機関を受診してください。また、麻痺や言語障害を伴うときも、即、医療機関を受診するのです。

さて、立って、フラフラと倒れるという典型的な起立性低血圧症状には漢方も有効です。より元気にすればいいので、朝鮮人参と黄耆を含む参耆剤が候補になります。参耆剤のめまいバージョンが半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)です。よって、起立性低血圧のファーストチョイスは半夏白朮天麻湯なのです。漢方薬を飲みながら、ぼつぼつ運動をして、そして元気な体を維持して下さい。明らかに調子が悪いときは医療機関を受診してください。

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