風邪にかかりたくない場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)から

風邪にかかりたくない場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)から

漢方薬を飲んでいれば風邪をひきにくい。特に補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が効く感じがする。

これは多くの漢方医の実感です。風邪の原因は西洋医学ではまだわかりませんが、胃腸を強くし、体を温めるこの漢方薬が風邪予防に効果がありそうです。

補中益気湯とは

捕中益気湯は、体力・気力がない方の風邪予防におすすめの漢方薬です。補中の「中」とは、漢方では腹部のこと。腹部を補う、つまり主に胃腸の働きをよくすることで体力を回復をさせ、疲れ、食欲不振、胃弱に効果があるとされています。

ニンジン、オウギ、トウキ、サイコ、チンピ、ナツメ,カンゾウなど11種類の生薬が配合されています。

風邪予防のための飲み方

風邪の予防にはまず、補中益気湯1包を日に3回。4週間飲み続けます。効果があると感じられたら継続します。

なんとなく飲めない、合わない場合

若くて体力気力もあれば、補中益気湯が合わない感じがする方がいます。そういう場合は小柴胡湯(しょうさいことう)はいかがでしょうか。こちらも1包を日に3回。4週間飲み続けます。受験生にもおすすめです。

インフルエンザ予防効果もあった!

風邪に予防効果があるならば、同じ「急性発熱性疾患」であるインフルエンザにも予防効果があるのでは?と私は思い、顧問を務める愛誠病院で実験を行いました。

2009年9月から行なったこの実験では、179人に補中益気湯を継続的に飲んでいただき、別の179人には飲ませませんでした。この結果、このシーズンのインフルエンザ感染者は、内服群からは1名、非内服群からは7名となりました。効果があることが考えられるといってもいい結果になりました。

この実験はBritish Medical Journalで論文掲載されました。(参照:Mortality from pandemic A/H1N1 2009 influenza in England: public health surveillance study 参照サイト(原文)

まとめ

・体力、気力のない方の風邪予防に補中益気湯がおすすめです。

・体力気力がある方は小柴胡湯を使ってみてください。

・補中益気湯はインフルエンザ予防効果もあり、英国で論文掲載されました。

この記事で紹介した漢方薬