片頭痛・チカチカする強烈な痛みは、必ず治すことができます!

片頭痛・チカチカする強烈な痛みは、必ず治すことができます!

片頭痛と診断されて、僕の外来に来る方には、まず「必ず治りますよ!」と、どこかで言い添えます。

片頭痛は血管が拡張して生じると言われています。つまり高齢になると、動脈硬化が進むので、血管が拡張しにくくなるのです。ですから片頭痛の最盛期は30代ですが、60代には消失します。すでに還暦に近い方は、時間の経過を楽しめばいいでしょうが、30代前後で困っている方には、そんな先のお話しは通用しません。そこで片頭痛のわかりやすいお話をします。

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片頭痛が起こる原理

片頭痛は字の通りで、片方の頭が痛くなることが典型ですが、実は両側が痛くなることもあるのです。ですから、「両側が痛いから片頭痛ではない」というストーリーは間違いです。この頭痛は拍動性です。心臓の動きと同じように痛みを感じるということです。ドキドキとした痛みです。月に数度起こります。数ヶ月に1回ということもあります。持続時間は4時間から数日続くこともあります。

片頭痛は女性に多く、生理前や生理中に起こりやすく、反対に妊娠中には起こりにくいと言われています。発作中に嘔吐や吐き気、腹痛などの随伴症状を伴うこともあります。また、片頭痛が生じる前に、前兆をともなうことが、約20%に見られます。目の前がチカチカします。これを閃輝暗点といいます。 また指がジンジンしたりします。前兆を伴うものは持続時間が長い傾向があります。血管の拡張で起こりますので、心臓の血管を拡張させるニトログリセリンなどで誘発されます。

アルコールも血管を拡張させるので誘発因子です。リラックスすると副交感神経が優位となり血管は拡張します。ですから、いつもよりも長い時間寝た後とか、休日でノンビリできたときに発症しやすいのです。

食事では、アルコールの他、チーズやチョコレート、ナッツなどで誘発されます。太陽の光でも誘発されるので、サングラスが必需品という人もいます。臭いで誘発されるので、百貨店の香水売り場は苦手という人もいます。

約20年前にトリプタン製剤という片頭痛の特効薬が発売されました。ですから、僕の安直な診断方法は、「トリプタン製剤で楽になる頭痛は片頭痛」というものです。臨床的にはこれで困りません。明らかに片頭痛と思われるのに、トリプタン製剤が無効なときは、片頭痛の専門家に紹介しています。

トリプタン製剤の問題点は価格の高さです。ですから、トリプタン製剤の服用回数を減らすために漢方を使用します。呉茱萸湯(ごしゅゆとう)がファーストチョイスで、呉茱萸湯を数年内服すると、トリプタン製剤の使用回数がほぼゼロになる人が多数います。片頭痛発症時には、追加で頓服的に呉茱萸湯を飲みます。トリプタン製剤は発症直後に飲むことが効果的ですので、呉茱萸湯だけに拘泥しないで、トリプタン製剤を使用しましょう。

また、頭痛には稀ですが怖い病気も隠れています。経過の長い頭痛や、痛みが激しいとき、どんどんとひどくなるときなどは、頭のCT検査を行いましょう。怖い病気が隠れていなくても、頭痛を鎮痛薬の内服で抑えていると薬物乱用頭痛を生じます。薬局で買える鎮痛薬、ロキソニン、バファリン、セデス、イブなどは、とても重宝ですから是非使用してください。しかし、痛み止めは根本的治療にはなりませんので、乱用は厳禁ですよ。

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