ロキソニンが効かない頭痛・減薬に効果的な漢方薬【漢方医が解説】
- 2018.11.12
- 漢方処方119番

頭がズキズキと痛む、ずっしりと重い、カラダが元気でも頭痛がひどいと何もできなくなってしまいますね。
今回は、頭痛にオススメの漢方薬をご紹介します。
※この記事では、片頭痛以外の頭痛に関してご紹介します。片頭痛という診断をされ、トリプタンを処方されている方はこちらの記事を参考になさってください。
1.まずは西洋薬であるロキソニン®︎
この記事を読んでくださっている方は、いろいろと薬を試したり、試行錯誤されている方が多いと思います。もし、まだロキソニン®️を飲んでいないという方は、一度試してみてください。
ちなみに私は、たまに頭が痛くなった時はロキソニン®️を服用します。いろいろと試した結果自分に合っていたからです。
ただ、患者さんの中には漢方薬の方が良いという方もいらっしゃいます。東西医療を問わず、自分に合うものを探してみてください。ロキソニンを飲んでもあまり改善しない、もしくはロキソニンの量を減らしたい、という方は漢方薬を参考になさってください。
鎮痛薬を服用しすぎて、かえって薬剤誘発性の頭痛に困っている患者さんもいらっしゃいます。わかりやすく言うと、鎮痛剤は痛みを感じるスイッチを鈍くしているだけですので、何度も服用すればするほど、より多くの鎮痛剤が必要となります。こうなると頭痛そのものが治らなくなります。漢方薬と西洋薬を組み合わせることは理にかなっています。
2.漢方薬の第一選択肢は葛根湯(かっこんとう)
葛根湯に含まれている麻黄剤は鎮痛薬です。まず試してみましょう。
3.対象別に3種類紹介
3−1.高齢者には釣藤散(ちょうとうさん)
お年寄りのめまいや頭痛に効果的です。
3−2.こどもの頭痛には五苓散(ごれいさん)
こどもの常備薬のひとつです。こどもの常備薬は、麻黄湯(まおうとう)、小健中湯(しょうけんちゅうとう)、五苓散です。
子供の常備薬として用意しておいていただきたい漢方薬とは【漢方医が解説】
3−3.生理時の頭痛には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
生理に関連する訴えには、当帰芍薬散が効果的です。
この記事でご紹介した漢方薬
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