二日酔い防止に効果的な漢方薬と二日酔いになった後の対処法【漢方医が解説】
- 2018.11.02
- 漢方処方119番

頭がいたい、気持ち悪い、ダルい、お酒を飲み過ぎてしまった翌日、どうしてあんなに飲んでしまったのかと後悔してしまいますね。お酒と楽しく付き合っていくためにも、二日酔いは避けたいところです。
本来は飲みすぎないことが身体にとってはいいのですが、忘年会、お付き合いなどでハメを外してしまうこともあるでしょう。
今回は、二日酔い防止に効果的な漢方薬と、対処法をご紹介します。
飲む前に黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
飲む前、できれば飲んだ直後にも黄連解毒湯を服用しましょう。半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)も有効です。個人差がありますので、試してみてください。半夏瀉心湯は胃薬としての効果もあるので、たくさん食べる時にも効果的です。
それでも二日酔いになったら五苓散(ごれいさん)
飲み過ぎてしまった場合は五苓散を飲みましょう。喉が乾く、尿が少ない、顔がむくむといった二日酔いの典型症状に効果的です。とにかく水を飲んで、五苓散を飲みましょう。
二日酔いの原因とすぐにできる対処法
二日酔いの主な原因は、以下の3つです。
・アルコールの利尿作用による脱水
・アルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒド
・アルコールでの胃液の分泌による胃もたれ
ですので、水分をたくさん摂取すること。肝臓の機能を活性化するためのアミノ酸を摂取すること。これはBCAAが有効です。胃もたれが酷い場合は、胃酸を抑える胃薬が有効です。
とはいえ、やはり対処できることには限界があります。飲み過ぎないに越したことはありません。
まとめ
・お酒を飲む前、飲んだ後に黄連解毒湯を飲む
・飲酒の最中から、積極的に水分を摂る
・二日酔いになったら、水分、五苓散、アミノ酸が効果的
今回紹介した漢方薬
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