まぶたがピクピクするとき【漢方医が解説】
- 2019.01.22
- 漢方処方119番

「まぶたがピクピクする」「まぶたの横がピクピク痙攣する」
外来でよく相談される症状です。まぶたの付近が自分の意思に反してピクピクします。確かに気持ち悪いですが、悪い病気の前兆であることはほぼありません。片側のまぶたのピクピクであれば問題ありません。そして、西洋医学的には治療薬もありません。
そんな時には漢方薬を飲みましょう。抑肝散(よくかんさん)が有効なことが多いです。しかし、通常は経過をみていれば治ります。
経過をみてもまったく治らない時、どんどんとひどくなるとき、そしてまぶた以外もピクピクするときは、脳神経外科や神経内科を念の為受診しましょう。
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まとめ
・片側のまぶたがピクピクするだけであれば、特に問題はない
・気になるようであれば、漢方薬(抑肝散)を飲む
・まぶた以外もピクピクしたり、長期にわたって続くようであれば脳神経外科、神経外科を受診
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Author:新見正則 投稿一覧
1985年慶應義塾大学医学部 卒業 1998年英国オックスフォード大学医学部博士課程 移植免疫学にてDoctor of Philosophy (D-Phil) 取得 2002年帝京大学外科准教授 2013年ハーバード大学にてイグノーベル賞受賞。帝京大学医学部附属病院において国内で初めて保健診療のセカンドオピニオン外来(外科一般)を開設し、その普及に尽力してきたパイオニア。テレビや新聞などメディアでの紹介も多数。西洋医であるとともに漢方医でもあり、同科血管外科グループにおいて血管、漢方、未病、冷え症の各外来を担当。日常生活や食生活の改善指導、西洋薬・漢方薬の処方により、多くの患者の症状を改善してきた実績を持つ。