治療しても治らない蓄膿症(副鼻腔炎)、鼻づまりには葛根湯加川芎辛夷【漢方医が解説】

治療しても治らない蓄膿症(副鼻腔炎)、鼻づまりには葛根湯加川芎辛夷【漢方医が解説】

つらい鼻づまり。呼吸がしにくかったり、集中できなかったり。悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

蓄膿(ちくのう)症とは、鼻の副鼻腔(ふくびくう)という場所が炎症で腫れ、そこに膿がたまった状態のことです。副鼻腔炎(ふくびくうえん)とも言います。

頭痛や鼻水・鼻づまりといった症状が長引いている場合は副鼻腔炎の可能性が高いため耳鼻咽喉科を受診しましょう。治療や薬を使用しても、なかなか症状が改善しないという方に、漢方薬という選択肢をご紹介します。

1.どんな蓄膿症にも葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

まずは葛根湯加川芎辛夷を飲みましょう。西洋医学上での蓄膿症のほか、鼻が通らない、鼻水が喉に流れるといった症状にも効果的です。1包×3/日を4週間

葛根湯は急性期の特効薬という印象ですが、蓄膿症の場合葛根湯に川芎と辛夷を加えています。長期に渡って服用しても、胃腸障害はあまり起こしません。

鼻に膿がたまって集中できない、ぼーっとする、という症状により成績が伸び悩んでいる子どもにも有効です。

2.効果がない、ドキドキ・ムカムカするときは辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

体質改善も含めて試してみてください。1包×3/日を4週間

葛根湯加川芎辛夷には麻黄が含まれていますが、辛夷清肺湯には含まれていません。

蓄膿症から偏頭痛が起こっている場合もあります。参考:片頭痛(偏頭痛)のための漢方薬と相性で処方を変更する方法

まとめ

・頭痛や鼻づまりが長期間続いている場合は蓄膿症の可能性大

・まずは耳鼻咽喉科を受診

・治療や薬が効かない場合や、軽い症状の場合は葛根湯加川芎辛夷

今回紹介した漢方薬