喉(のど)の違和感、イガイガする感じに【漢方医が解説】
- 2018.11.14
- 漢方処方119番

なんとなくのどに何かいる感じ、のどがへばりつく、のどが狭い感じがする、気管がせまく息苦しい感じがする…。そんなことを訴える患者さんは多いです。
また、扁桃腺が腫れているわけでもないし、痛いわけでもない。こんな症状で病院に行くのはちょっと、と思われている方も多いと思います。
そんなのどの違和感に効果的な漢方薬をご紹介します。
どんなのどの違和感にも半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
のど周辺の違和感を感じた時には、半夏厚朴湯が特効薬になります。まずこれを試してみましょう。1包×3/日を4週
気分の重い感覚と比例することも多く、何かに夢中になっているときは感じないこともあります。
効果がない場合は柴朴湯(さいぼくとう)
半夏厚朴湯で治らない時や、のどの違和感が長期間に渡って続く時は、柴朴湯を試してみましょう。柴朴湯は半夏厚朴湯と小柴胡湯(しょうさいことう)を合わせたものです。1包×3/日を4週
まとめ
・のどの違和感には半夏厚朴湯
・効果がない場合は柴朴湯
この記事で紹介した漢方薬
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Author:新見正則 投稿一覧
1985年慶應義塾大学医学部 卒業 1998年英国オックスフォード大学医学部博士課程 移植免疫学にてDoctor of Philosophy (D-Phil) 取得 2002年帝京大学外科准教授 2013年ハーバード大学にてイグノーベル賞受賞。帝京大学医学部附属病院において国内で初めて保健診療のセカンドオピニオン外来(外科一般)を開設し、その普及に尽力してきたパイオニア。テレビや新聞などメディアでの紹介も多数。西洋医であるとともに漢方医でもあり、同科血管外科グループにおいて血管、漢方、未病、冷え症の各外来を担当。日常生活や食生活の改善指導、西洋薬・漢方薬の処方により、多くの患者の症状を改善してきた実績を持つ。