薬が効かない慢性的な下痢に効果的な漢方薬【漢方医が解説】

薬が効かない慢性的な下痢に効果的な漢方薬【漢方医が解説】

下痢がずっと続いている…。消化器内科で薬をもらっているが、なかなか症状が改善しない…。西洋医学治療で下痢が治らない場合、つまり慢性的な下痢は、漢方の出番です。

下痢は漢方でも手こずることがあります。薬とも併用しながら、試してみてください。場合によっては、薬が原因の下痢の時もあります。薬の効かない、慢性的な下痢に対して効果的な漢方薬をご紹介します。

どんな下痢にもまず真武湯(しんぶとう)

第一の選択肢として、真武湯を飲みましょう。熱いお湯に溶かして飲むと有効です。(熱服と言います。)

すぐに下痢が止まらなくとも、気力が出た、食欲が出た、体重減少が止まったなどの変化があり、そのうちに下痢も治っていることが多いです。1日3回、食前か食間に飲みます。1ヶ月試してみて、少しでも変化が感じられれば継続しましょう。

効果がなければ人参湯

真武湯で改善がみられない場合、人参湯を試してみましょう。虚弱な方が胃薬として活用することが多いですが、下痢にも効果的です。人参湯でも改善がみられない場合は、真武湯と併用してください。

最後に試すのは、大建中湯(だいけんちゅうとう)

真武湯、人参湯、さらに併用しても無効な場合は、大建中湯を試しましょう。

急性な下痢や嘔吐を伴う場合は感染症の恐れも。必ず医療機関へ

重ね重ねになりますが、漢方による下痢への効果は、あくまで薬の効かない慢性的な症状に対してです。

急性な下痢や、嘔吐を伴う場合はウイルスなどによる感染症の疑いがあります。特に高熱を伴う場合は医療機関を受診し、原因を特定させましょう。

発熱のない、急性な下痢に対する対処としては、水分以外絶食が最も効果的です。

まとめ

・急性な下痢、嘔吐や発熱を伴うものは医療機関へ

・薬の効かない慢性的な下痢に対しては、真武湯

・人参湯、大建中湯、西洋薬との併用など、いろいろと試しましょう

今回紹介した漢方薬