膀胱炎で抗生物質が飲めないときや無菌性再発性膀胱炎に【漢方医が解説】

膀胱炎で抗生物質が飲めないときや無菌性再発性膀胱炎に【漢方医が解説】

排尿をすると痛みがあったり、不快感がある、もしくは尿の頻度が増える。これが膀胱炎の主な症状です。尿をためる「膀胱」の中に大腸菌などの腸内細菌が入り込み、炎症を起こす病気です。

特に女性に起こりやすいです。また、美容師や店員さんなど、接客業でなかなかトイレに行きづらい方にも多くいらっしゃいます。我々医師もそうですね。膀胱炎に効果的な漢方薬の紹介と、予防法についてもお伝えします。

膀胱炎が頻発する場合は、原因の解決を必ず泌尿器科の先生にお願いしましょう。

まず抗生物質と猪苓湯(ちょれいとう)の併用

膀胱炎に対しては抗生物質の使用が必須です。抗生物質と併用して猪苓湯を飲み、飲水量を増やしましょう。また、抗生剤が飲めないというときにも、猪苓湯は重宝します。1包×3回/日、食前

細菌がなくなっても頻尿が続くとき

抗生物質により尿の細菌がなくなり、細菌性の膀胱炎が治ったと言われているのに、頻尿が続くことがあります。これが無菌性再発性膀胱炎です。有効な西洋薬がないため、漢方薬の出番です。猪苓湯四合物湯(ちょれいとうしごうもつとう)を気長に内服しましょう。1包×3回/日、食前

予防のために気を付けたいこと

女性が特になりやすいと言われています。男性はペニスがあるため、肛門の雑菌がペニスから入る可能性が少ないです。女性は尿道と肛門の位置が近いため、菌が入りやすいという環境があります。

そのため、排便後に肛門から尿道の方に向かって拭いてしまうと、雑菌を尿道に誘導しているようなものです。必ず、尿道から肛門に向かって拭くことが大切です。

また、性交渉の後は必ず清潔にしておくことや、尿意を我慢しないことも大切です。尿がたくさん出ていれば、多少の菌が尿道から侵入したとしても、洗い流されます。

この記事で紹介した漢方薬