にきびへの対処法と漢方薬治療【漢方医が解説】
- 2018.11.08
- 漢方処方119番

大人になってからも、ストレスや生活習慣などの要因でにきび(ニキビ)になることがあります。
女性がお化粧をする際、男性が髭剃りをする際には特に困りますし、何よりも自分が不快だったり恥ずかしさを感じて余計ストレスになってしまいます。
にきびは皮膚疾患ですから、便秘は大敵です。便秘がある場合は、麻子仁丸(ましにんがん)などでしっかりと治しましょう。参考:何をしても治らない便秘には麻子仁丸(ましにんがん)
にきびに対しての対策と、効果的な漢方薬をご紹介します。
1.にきびへの基礎的な対処は必須
洗顔で清潔に保つなど、基本的なことは必ず行いましょう。また、甘いものを食べるとできやすいなど、自分でにきびができやすい要因がわかっている場合は、まずそこから行います。
基本的な予防にプラスして、漢方薬と取り入れましょう。
2.どんなにきびにも精上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
まずは精上防風湯を試しましょう。赤いにきびに特に効果的です。
1包×3/日を4週間
3.効果がない場合は桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
効果がない場合に試してみましょう。特に青いにきびに効果的です。
1包×3/日を4週間
4.症状や反応に合わせて試したい選択肢
・いろいろ試しても無効なときは荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を、気長に体質改善を兼ねてトライしましょう。1包×3/日を4週間
・てっぺんに黄色い膿を持っているようなにきびには十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)が有効です。1包×3/日を4週間
・色白な方のにきびには当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が効果的なこともあります。1包×3/日を4週間
まとめ
・まずは基本的な対処(便秘解消・清潔・食事)
・どんなにきびであっても、精上防風湯
・桂枝茯苓丸加薏苡仁をはじめ、症状に合わせていろいろと試してみましょう
今回ご紹介した漢方薬
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