地黄(じおう)・漢方医による生薬解説45

地黄(じおう)・漢方医による生薬解説45

地黄はゴマノハグサ科の多年草で、アカヤジオウの根を使用します。そして修治方法により、鮮地黄、乾地黄、熟地黄に分類されます。鮮地黄は生の新鮮な地黄で和漢では使用されていません。乾地黄はアカヤジオウの根を乾燥させたもので、熟地黄は蒸してから乾燥させたものです。

江戸時代には地黄煎という飴薬が精力をつけるものとして遊郭の外で売られていたということです。地黄煎町という地名は金沢には戦後もあったそうです。

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。

  • ジオウ Rehmannia Root REHMANNIAE RADIX 地黄
    本品はアカヤジオウ Rehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino又は Rehmannia glutinosa Liboschitz (Scrophulariaceae)の根(乾ジオウ)又はそれを蒸したもの(熟ジオウ)である.

地黄が処方名と関係する漢方エキス剤は八味地黄丸などです。漢方エキス剤の約6分の1に地黄は含まれています。

 

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アカヤジオウ 画像提供:ツムラ