薏苡仁(よくいにん)・漢方医による生薬解説8

薏苡仁(よくいにん)・漢方医による生薬解説8

薏苡仁はハトムギの種皮を除いた種子です。ハトムギは民間薬として皮膚病などに有効でお茶のようにして飲むことがあります。薏苡仁は『神農本草経』の上品に収載されている生薬です。

本邦の民間療法でも薏苡仁をお粥で食べると筋肉のこわばりが治るとか、糖尿病によいとされています。またイボ取りの妙薬として有名で、1日分10から15グラムを単味で煎じて飲むと効果的と言われています。現在はヨクイニン錠を1日あたり12から18錠飲むことが推奨されています。

薏苡仁が処方名と関係する漢方エキス剤は薏苡仁湯、麻杏甘湯、桂枝茯苓丸加薏苡仁などがあります。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています。

ヨクイニン Coix Seed COICIS SEMEN 薏苡仁
本品はハトムギCoix lacryma-jobi Linné var. mayuen Stapf (Gramineae)の種皮を除いた種子である.

 

095_YOKUININ
ハトムギ 画像提供:ツムラ