杜仲(とちゅう)・漢方医による生薬解説75

杜仲(とちゅう)・漢方医による生薬解説75

杜仲は落葉高木であるトチュウの樹皮です。杜仲は生薬としてよりも杜仲茶としてしられているかもしれません。『神農本草経』の上品に収載されていて、「杜仲味辛平。主腰脊痛補中益精気堅筋骨強志除陰下痒湿小便餘瀝。久服軽身耐老。一名思仙」と記載されています。生薬「杜仲」の特徴は,なんと言っても折ると白い糸を引くことです。この白い糸はグッタペルカと呼ばれるもので、熱すると軟らかくなり,冷えるとそのままの形で硬くなる可塑性を持っています。歯科で治療の途中に歯につめるゴム質と言われるとピントくる人もいるでしょう。

保険適用漢方エキス剤では大防風湯に含まれています

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています

トチュウ Eucommia Bark EUCOMMIAE CORTEX 杜仲
本品はトチュウEucommia ulmoides Oliver (Eucommiaceae)の樹皮である.

 

071_TOCHUU
トチュウ 画像提供:ツムラ