天門冬(テンモンドウ)・漢方医による生薬解説73

天門冬(テンモンドウ)・漢方医による生薬解説73

クサスギカズラの根塊です。コルク化した外層の大部分を除く、通常は蒸して使います。薬用としての天門冬は『神農本草経』の上品に「主に諸暴による風湿痺を治し、骨髄を強くし、三虫を殺し、伏尸の病を去る。久しく服用すると身を軽くし、気を益し年を延ばす」と収載されています。

保険適用漢方エキス剤では滋陰降火湯と清肺湯に含まれています。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています

  • テンモンドウ Asparagus Root ASPARAGI RADIX 天門冬
    本品はクサスギカズラ Asparagus cochinchinensis Merrill (Liliaceae)のコルク化した外層の大部分を除いた根を,湯通し又は蒸したものである.
067_TENMONDOU
クサスギカズラ 画像提供:ツムラ