桑白皮(そうはくひ)・漢方医による生薬解説78

桑白皮(そうはくひ)・漢方医による生薬解説78

桑は古来より,絹を吐き出すカイコが食べる唯一の植物として大切に扱われました。また薬用としても,根皮,枝,葉,果実,そしてカイコの糞にいたるまで,あらゆる部分が生薬として利用されてきました。

桑由来で現在局方に収載されている薬物は「桑白皮」で,『神農本草経』には中品として収載され、「桑根白皮」の原名で記載されています。清瀉肺熱薬として,肺熱の咳嗽,呼吸困難,呼吸促迫,浮腫,尿量減少,発熱などに応用されます.

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています。

ソウハクヒ Mulberry Bark MORI CORTEX 桑白皮
本品はマグワMorus alba Linné (Moraceae)の根皮である.

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クワ 画像提供:ツムラ