川芎(せんきゅう)・漢方医による生薬解説41

川芎(せんきゅう)・漢方医による生薬解説41

川芎はセリ科の多年草で、その根を使用します。セロリのような匂いと味がします。川芎は『神農本草経』には上品として収載されており,原名は「芎窮」です。古来,四川省産のものが優秀とされたため,川芎と呼ばれるようになりました。わが国へは江戸時代に中国からもたらされました。日本産と中国産は形状も異なり、結実しないため、分類が難しく諸説ありますが基原別種とされているため中国産は日本薬局方不適となります。

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。

  • センキュウCnidium Rhizome CNIDII RHIZOMA川芎
    本品はセンキュウCnidium officinale Makino (Umbelliferae)の根茎を,通例,湯通ししたものである.

川芎が処方名と関係する漢方エキス剤は帰膠艾湯、川芎茶調散、帰調血飲などです。漢方エキス剤の約5分の1に川芎は含まれています。

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センキュウ 画像提供:ツムラ