山椒(さんしょう)・漢方医による生薬解説63

山椒(さんしょう)・漢方医による生薬解説63

山椒はウナギを食べる時の香辛料として有名です。『神農本草経』の下品に「蜀椒」,中品に「秦椒」が収載されてしますが、現在の山椒との差異は不明です。山椒は傷寒論に登場する大建中湯にも含まれています。蜀椒と呼ばれるのは蜀の国の山椒が品質に優れていたためとも言われています。

大建中湯は保険適用漢方エキス剤ではもっとも売上の大きい漢方薬です。また、山椒は参耆剤である当帰湯にも含まれています。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています。

サンショウ Japanese Zanthoxylum Peel ZANTHOXYLI PIPERITI PERICARPIUM 山椒
本品はサンショウZanthoxylum piperitum De Candolle (Rutaceae)の成熟した果皮で,果皮から分離した種子をできるだけ除いたものである.

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サンショウ 画像提供:ツムラ