竜骨(りゅうこつ)・漢方医による生薬解説48

竜骨(りゅうこつ)・漢方医による生薬解説48

竜骨は大型ほ乳動物の化石化した骨で、主として炭酸カルシウムから成ります。『神農本草経』では上品として収載されています。龍骨は、薬効的には「牡蛎」などと同じく中医学では重鎮安心薬に分類され、精神安定・鎮静の効能があります。驚き・恐れ・精神的ストレスにより生じる煩躁・狂躁・易怒・不眠などに対して有効な薬物です。

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。

  • リュウコツ Longgu FOSSILIA OSSIS MASTODI 竜骨
    本品は大型ほ乳動物の化石化した骨で,主として炭酸カルシウムからなる.本品のうち,エキス剤又は浸剤・煎剤に用いるものについては,その旨を表示する.

竜骨が処方名と関係する漢方エキス剤は桂枝加竜骨牡蛎湯や柴胡加竜骨牡蛎湯などがあります。