羌活(きょうかつ)・漢方医による生薬解説85

羌活(きょうかつ)・漢方医による生薬解説85

羌活はセリ科の植物の根茎および根です。

羌活は2007年の日本薬局方の改正に伴い新収載された生薬です。原植物としてセリ科のNotopterygium incisumおよびN.forbesiiの2種が規定され,これらは「中華人民共和国薬典」の記載と同じです。しかし、中国では羌活として同じセリ科の他の植物が用いられています。また、これまでに独活と羌活は同一物であるとする説がありますが,一方で漢方処方には独活を配合する処方,羌活を配合する処方,また独活と羌活の両方を配合する処方などがあり,同一とは考えがたい事実もあります。ここでも、実はなにが正品でなにが代用品から不明なのです。

羌活を含む漢方薬は、川芎茶調散、疎経活血湯、大防風湯などです。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています

キョウカツ Notopterygium NOTOPTERYGII RHIZOMA 羌活
本品はNotopterygium incisum Ting ex H. T. Chang 又はNotopterygium forbesii Boissieu (Umbelliferae)の根茎及び根である.