黄柏(おうばく)・漢方医による生薬解説60

黄柏(おうばく)・漢方医による生薬解説60

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。

  • オウバク Phellodendron Bark PHELLODENDRI CORTEX 黄柏
    本品はキハダPhellodendron amurense Ruprecht 又はPhellodendron chinense Schneider (Rutaceae)の周皮を除いた樹皮である.
    本品は定量するとき,換算した生薬の乾燥物に対し,ベルベリン[ベルベリン塩化物(C20H18ClNO4:371.81)として]1.2%以上を含む

ミカン科のキハダの樹皮です。黄柏は胃腸薬として使用されており、日本でも古くから民間薬として利用されてきました。奈良県吉野地方に伝わる「陀羅尼助(だらにすけ)」は有名です。僧が陀羅尼経を唱えるときに、苦いキハダのエキスで眠気を冷ましていたことが名前の由来です。

黄柏が処方名と関係する漢方エキス剤は梔子柏皮です。

 

005_OUBAKU
キハダ 画像提供:ツムラ