菊花(きくか、きっか)・漢方医による生薬解説84

菊花(きくか、きっか)・漢方医による生薬解説84

菊の頭状花です。キクはサクラと共に日本を代表する花です。中国から薬用植物として8世紀頃に輸入され、その後観賞用のキクが栽培されるようになったとされます。薬用としてのキクは『神農本草経』に上品に「菊花」として収載されています。「味は苦平。風による頭眩や腫痛、目が脱けるように涙出するもの、死肌、悪風、湿痺を治し、久服すれば血気を利し、身を軽くし、老に耐え、年を延す。一名節華」と記載されています。

菊花を含む保険適用漢方エキス剤は釣藤散です。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています

キクカ Chrysanthemum Flower CHRYSANTHEMI FLOS 菊花 キッカ
本品は1)キクChrysanthemum morifolium Ramatulle又は2)シマカンギクChrysanthemum indicum Linné (Compositae)の頭花である.

 

016_KIKKA
キク 画像提供:ツムラ