薄荷(はっか)・漢方医による生薬解説79

薄荷(はっか)・漢方医による生薬解説79

ハッカの仲間はシソ科に属し数十種が北半球の温帯に自生しています。種によって含まれる精油、つまり薄荷油の組成に違いがあり、香りも異なります。ハッカは英語ではミントです。ハッカの仲間は日本にも自生していて、清涼感が強いメントールが多く含まれているため、クールミントとよばれます。

薄荷は蘇葉などと同じく八新の一つであり、新しく青々とした香気の強いものが良品とされます。八新とは新しい方が良品とされる生薬で、蘇葉、薄荷、菊花、桃花、款冬花、沢蘭、塊花、赤小豆です。八新に数えられる生薬はとくに気味が抜けやすいのです。

薄荷は、荊芥連翹湯、加味逍遙散、防風通聖散、柴胡清肝湯などに含まれています。

第17改正日本薬局方には以下のように記載されています

ハッカ Mentha Herb MENTHAE HERBA 薄荷
本品はハッカMentha arvensis Linné var. piperascens Malinvaud (Labiatae)の地上部である

 

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ハッカ 画像提供:ツムラ