牡蛎(ぼれい)・漢方医による生薬解説49

牡蛎(ぼれい)・漢方医による生薬解説49

牡蛎は食用カキの貝殻で、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどからなります。『神農本草経』では上品として収載されています。

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。

  • ボレイOyster Shell OSTREAE TESTA 牡蛎
    本品はカキOstrea gigas Thunberg (Ostreidae)の貝殻である.

カキは2枚貝ですが,牡蛎の品質については「左顧」すなわち左殻で,岩などに付着する側の厚くて大きい方が良質品であるとされてきました。「牡蛎」とは「雄の蛎」の意味だそうです。

牡蛎が処方名と関係する漢方エキス剤は桂枝加竜骨牡蛎柴胡加竜骨牡蛎などがあります。