アンガーマネジメントとは。怒りのコントロールに効果的な方法を紹介

アンガーマネジメントとは。怒りのコントロールに効果的な方法を紹介

アンガーマネジメントという言葉をご存知ですか。怒りを後悔しないための方法です。怒りをコントロールできる人になりたいですね。しかし、自然と怒りは湧いてきます。そんな怒りに焦点を当てて、みなさんがより良い人生を歩めれば素晴らしいことと思います。

怒りに対して自分が行っていること、他人勧めていること、そして怒りで相談に来る人に処方する漢方薬をご紹介します。

この記事では漢方的に怒りを分類してみます。

抑肝散で軽くなる怒り

抑肝散(よくかんさん)は字の如く癇癪(かんしゃく)を抑える漢方薬です。突然に怒り出す、癪に障るといった怒り感情のピークが急に跳ね上がるタイプの怒りです。生理の前にこのような状態になるひともいます。こんな状態を鎮めるには、またはこんな状態を生じる頻度を下げるには、こんな状態になってもピークが低くなるためには、抑肝散を1日3回飲むことが有効です。抑肝散は、最初は子供の夜泣きの漢方薬として登場しましたが、最近は認知症の周辺症状、それも暴力的な周辺症状に有効なため、医療機関で相当量が使用されています。僕も要領を得ない患者さんの生産性のない会話に付き合わされるとこんな怒りが生じます。そんな時には頓服的に抑肝散を飲むこともあります。

黄連解毒湯が有効な怒り

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は漢方で言う上衝とか、気逆という状態を収める薬剤です。カッカしている状態です。上記の癇癪と共通する部分が相当ありますが、熱気をより伴っているイメージです。顔を赤くして怒り狂っているような状態ともいえます。そんな熱気を冷ます薬剤が黄連解毒湯です。僕はこんな怒りを感じることは、特に最近はなく、黄連解毒湯とは無縁です。若い頃は筋が通らないことで怒り心頭に達して真っ赤な顔で怒っていた自分を思い出します。そんな時には今であればこの黄連解毒湯を内服するでしょう。

ストレスが積み重なっての怒り

ストレスが過剰になると怒りに繋がります。そんな時に日頃から飲む漢方薬柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。ストレスの諸症状に効きます。四逆散(しぎゃくさん)もストレスに有効です。ストレス対策は大切です。命に関わるようなストレスからは怒るよりも逃げましょう。そしてそれ以外のストレスにはボツボツと強くなる努力をしましょう。そんな時に漢方の内服は有効です。僕は毎日運動し、日々6時間は寝るようにしています。そんな自分がやりたいことだけをやれる年齢になりました。ですからストレスで怒りが生じる世代を卒業したと思っています。そんな僕でも諸般の事情でストレスフルになれば、柴胡加竜骨牡蛎湯を毎日飲みますよ。

イライラが潜在的にあって怒る

このタイプは更年期障害に多いパターンで、漢方では加味逍遥散(かみしょうようさん)の独断場になります。直ぐには治りませんが、1年ぐらいの長期内服で症状が半分ぐらい楽になるというイメージで使用します。加味逍遥散がまったく無効なときは、女神散(にょしんさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散なども一時期試します。しかし、基本は加味逍遥散の長期使用です。狭義の更年期障害(閉経前後に生じるもの)であれば、時間経過で必ず楽になります。加味逍遥散は男性にも有効です。自律神経失調症という病名が他で付けられている人で怒りやすい人にも有効です。僕が怒りで加味逍遥散を飲むことはほとんどありません。

怒りに有効な漢方薬は多数ラインナップされています。怒りもいろいろと分類されていますが、漢方と同じく仮想病理概念的な分類です。漢方の処方体系も仮想病理概念の積み重ねです。仮想病理概念のマッチングでは必ず当たるとは限りません。最初から当たると期待せずに自分に合う漢方薬を探すことが大切です。

そして、何より大切なことは怒りを感じたときは10秒我慢しましょう。そうするだけで、怒りは軽くなります。漢方を飲むよりも、もっとも大切なことは10秒の我慢です。

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