【57癌治】学術セミナー53報告【中山今日子先生寄稿】
- 2019.11.08
- コラム

2019年10月26日(土)12:10から13:00、第57回日本癌治療学会学術集会にて学術セミナー#53を行いました。

第57回日本癌治療学会は新見正則先生の先輩、吉田和弘先生(岐阜大学大学院医学系研究科 腫瘍制御学講座腫瘍外科学分野 教授)が会長です。会長の取り計らいで、学術セミナーの開催が実現しました。
会場は海のそば。前日は台風の影響で、関東では大雨。飛行機も1時間以上遅れましたが、無事到着しました。夜は、松井淳一先生の命令で、楽しくお美味しい博多の夜を過ごしたようです。そして、学術セミナー当日は快晴。会場は海のそばで海風が爽やかでした。

開催前は、今津嘉宏先生と新見正則先生の対談を撮影しました。とても良い対談動画が撮れましたので、是非ご覧になってください。
新見正則が訊く!今津嘉宏先生① 保険適応の漢方薬が癌にどのように効くのか
新見正則が訊く!今津嘉宏先生②漢方薬の勉強方法について
新見正則が訊く!今津嘉宏先生③抗がん剤の副作用に効果的な漢方薬は?
さて、今津先生と新見先生が対談している頃、司会の松井先生は掲示板のところにいて、「もう満席だよ!すごいね!」と写真を送ってきました。松井先生は、日本癌治療学会の理事でもあり、この学会中は毎日沢山の会議などこなしていました。お陰様で素晴らしい学会でした。

学術セミナーは、松井淳一先生の司会で始まりました。最初は、今津嘉宏先生、そして新見正則先生が講演を行いました。満席にて開催することができ、お集まりくださいました先生方に感謝申し上げます。
この学術セミナーの様子は、こちらから是非ご覧ください。セミナーの動画はもちろん、新見正則先生のP P Tデータ、当日配布の資料もダウンロードしていただけます。
講演1:「抗がんエビデンスを有する漢方は存在するか」 今津嘉宏(芝大門いまづクリニック)
講演2:「抗がんエビデンスを積み重ねる生薬フアイア(Huier)」新見正則(帝京大学外科)
司会:松井淳一(東京歯科大学市川総合病院 外科)

今回の学術セミナー、準備はかなり大変でしたが、先生方の晴れやかな笑顔を拝見したら、お手伝いしてよかったなぁと思っています。「終わりよければすべてよし」ですね。
-
前の記事
脈を診て過敏性腸症候群に小建中湯 2019.11.07
-
次の記事
牛車腎気丸でかえってインポテンツに 脈を診ると弱かったので補中益気湯に 2019.11.09