足底腱膜炎と偏平足の違いと対処法

足底腱膜炎と偏平足の違いと対処法

足底腱膜炎と偏平足はごちゃごちゃに論じられることがありますが、微妙に違います。足底腱膜炎は足の裏の痛みです。一方で偏平足は足の裏のアーチの消失です。足の裏が共通ですね。

皆さん、自分の足の裏を見て下さい。自分の足の裏を見るときに、膝を少々曲げて、股関節を少々折って、足底を内側から覗き込みますね。その時に足の内側に地面とは接地しないアーチ状の部分が確認できます。そのアーチが十分あれば偏平足ではありません。

Anatomy flat foot arch medial view
通常の足部(左)と、扁平足(右)の違い

このアーチは足の底をつり上げることで形成されています。つり上げている構造は基本的に3つで足の横(靴の横断するイメージ)のつり上げ、足の縦(靴の縦断するイメージ)のつり上げ、そして下腿からのつり上げです。歩き始める前のお子さんの足を見てもらうと、その足の裏のアーチはありません。ムクムクとした、むしろ盛り上がった足の裏が確認できます。つまり、歩行を開始すると足の底をつり上げる構造が鍛えられてアーチが形成され、そして偏平足はなくなるのです。

自分の足の裏がどの程度地面に接しているかを画像で知りたければ、スポーツシューズの専門店に行くと解ります。特殊な板の上に立つと、自分の足底が接している部分の色が変わるので、しっかりアーチがあるのか、ちょっとアーチの力が弱って少し偏平足気味になっているのかなどがイメージでわかります。この装置は中敷き(インソール)を作る会社でも持っています。中敷きは足に病気があるときには医療保険で作ることも可能です。病院やクリニックにそんな装置を常備している整形外科やリハビリ科もあります。

偏平足になると、外反母趾を来しやすいとか、足の痛みの原因になるとも言われています。つまりは、日頃の歩行の習慣が大切です。偏平足になりかけている方には、適切な中敷きの使用をお勧めします。

Scheme of foot with the corn and plantar callosityon
足裏の薄い筋肉の膜が足底筋膜です。

一方で、足底を酷使しすぎると足底腱膜炎になります。こちらは足底のアーチを形成している靱帯の炎症です。ですから偏平足という足の構造を論じる言葉とは異なり、病気の名前です。過剰なランニングのトレーニングなどで生じます。安静がもっとも大切な処置で、次に消炎鎮痛剤です。そして、僕は漢方薬の越婢加朮湯(えっぴかじゅうとう)を併用しています。越婢加朮湯と安静だけでも治る人も多数います。

注意点としては、越婢加朮湯は構成生薬に麻黄を含んでいるということです。麻黄はエフェドリンを含みます。エフェドリンはドーピングの対象薬物です。トップアスリートには漢方薬の安易な投与は謹んでください。

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