漢方処方119番

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【症例集】オブラートで漢方を飲む方へ「漢方は味わうことが大切です」

  • 2019.06.15

症例 「先生、漢方薬は粉で、味もあるからオブラートに包んで飲んでいます」 「頑張って粉のまま飲めませんか。粉が嫌ならお湯に溶かせばいいのですが・・・」 「お湯に溶かすと、味が強くなって・・・」 「漢方薬では、実はその味が大切なのですが。美味しい漢方薬は有効なのですよ。また、まずくても飲める漢方薬も結構有効です。是非、味を見るためにも、オブラートを止めてもらえませんか?」 「試してみます」 解説 粉 […]

【症例集】「いつ止めればいいのですか?」「一生飲んでもいいのですか?」

  • 2019.06.14

症例 「この漢方薬を飲んでいると調子がいいのですが、いつ止めればいいのですか?」 「調子が良ければ飲んでいてもいいですよ。」 「一生飲んでもいいですか?」 「いいと思っています。なにか変なことが起これば止めましょう」 解説 僕自身も漢方薬を8年近く内服しています。飲んでいると調子がいいからですね。患者さんも調子がいいので、ずっと飲みたいと希望する人もすくなからずいます。そんな時はもちろんオーケーと […]

【症例集】「ちっともよくならない」92歳でも20歳が理想? 老いを知る時です

  • 2019.06.13

症例 「ちっとも良くならない」  92歳の男性が不満げです。92歳と言っても診察室で拝見する限りは認知症状はありません。 「いままであんなに元気だったのに、どうも調子が悪い。それを治してもらいたい」と診察の度に詰め寄ります。 「漢方薬飲んでいると幾分良くはないですか?」 「わかっているが、昔とは違う・・・・」 解説 老いと病気を今の医学は一緒にしていますね。そんな風潮が患者さんにも伝染するとこうな […]

【症例集】「冷え性が治ったら風邪も引かなくなった」!?

  • 2019.06.12

症例 20歳代 女性。スリムで結構筋肉質。スタジオで運動しているが手足が冷える。生理痛がある。 モダン・カンポウのフローチャートに従って、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を投与しました。 (再診時) 「まず生理痛がなくなりました。そして冷えもだいぶいいです。」 (しばらく内服後) 「去年より嘘のようにいい。冬はいつも風邪を引いて、喉と鼻がいつも変だったが、今年は風邪をまったく引かず、ずっと健康です。」とのこ […]

【症例集】「粉薬が入れ歯に挟まって困る」場合の改善策

  • 2019.06.11

症例 「先生、粉のカンポウは入れ歯に挟まって困る・・・・」 「お湯に溶かして飲んでますか?」 「お湯に溶かしてますが、完全には解けないので、粒が入れ歯に挟まります。それが困るのですが・・・」 「では、電子レンジでチンしてみてください。漢方は熱には強いので、チンしても大丈夫です。きれいに溶けますからね。」 (再診時) 「チンしてきれいに溶けたら、入れ歯に挟まりませんでした。快適です。」 解説 使用者 […]

【症例集】「まったく効きませんよ」 森全体を見よう。身体意識に敏感になろう

  • 2019.06.10

症例 「先生、この前頂いた漢方薬、まったく効きませんが・・・・・」 「治してほしかった症状がまったく楽にならないのですね。」 「はい」 「では、他になにか体に変化はないですか? ちょっとしたことでもいいのですが」 「そう言われれば、肩こりが楽になって、イライラも落ち着いたような」 「なるほど、体に変化が起こっているようなので、漢方は効いています。もう少し飲んでもらっていいですか。治してもらいたい症 […]

【症例集】落語「葛根湯医者」のくだり。ヤブ医者か名医か

  • 2019.06.09

症例 風邪を引いたときや、食欲がないとき。葛根湯は、いろんな病に効くという。 飲むと体が温まるそうだ。 「おまえどうしたんだ? どっか悪いのか?」 「先生ね、あっしはあたま痛くてしょうがないんですよ?」 「それは頭痛だ。葛根湯あげるから、それおあがり」 「あっしは、はらが痛いですよ」 「それは腹痛だ。葛根湯あげるから、おあがり」 「あっしは、あしが痛いんですよ。」 「それは足痛だ。葛根湯あげるから […]

【症例集】患者離れは潔く 「僕には治せないようです」

  • 2019.06.08

症例 改善しているようなのに首を縦に振らない患者さんがいます。もしくは、別の病気を探しているようにも見受けられます。このような方は診察時間も長くなりがちです。時間のあるときにじっくりお話を聞くようにしていますが、どれだけ試してみても結果が少しもでなければ、僕の力不足でしょう。以下のように話すこともあります。 ○「僕には治せないようです。」 ○「他にもたくさん医師がいますので、他の先生を頼ってみては […]

【症例集】よくある質問「どのぐらいで治りますか?」

  • 2019.06.07

症例 これもよく聞かれる質問です。 「先生、どれぐらいで治りますか? 漢方は長く飲むことが必要なんでしょうか?」 「漢方でも、風邪などは半日が勝負なんですよ。でも経過の長い症状や訴えにはやはり時間が必要です。」 「それでどれぐらいで治りますか?」 「治るという程度が、意味がひとそれぞれで難しいのですが、大塚敬節先生は、罹った年数の半分罹ると説明していました。」 「そんなにかかるのですか・・・・・」 […]

【症例集】よくある質問「次回はいつ来ればいいですか?」

  • 2019.06.06

漢方薬をお出しするとよく聞かれる質問です。 症例 僕はこう言っています。「外来には次にいつ来ますか? いつでもいいですよ。くすりの効果は4週間後に判断しますね。」 解説 漢方薬も急性疾患などでは半日から数日で効果を判断できるものもあります。しかし、現代西洋医学の補完医療として保険適応の漢方エキス剤で対処するというモダン・カンポウの立ち位置では、病気の経過が長いのですね。そんな経過が長い疾患を漢方で […]

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