生薬の種類

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蓮肉(れんにく)と蓮子(れんし)・漢方医による生薬解説57

  • 2019.01.06

蓮肉はハスの実の白い部分、蓮子はハスの種です。蓮肉は第17改正日本薬局方に記載がありますが、蓮子は記載がありません。蓮子は日本薬局方外規格2015にも記載はありません。 蓮肉を含む漢方薬は啓脾湯や清心蓮子飲です。蓮子が処方名と関係する漢方エキス剤は清心蓮子飲です。実際は蓮の果皮を除いた蓮肉が用いられています。 日本薬局方には以下のように記載されています レンニク Nelumbo Seed NELU […]

車前子(しゃぜんし)・漢方医による生薬解説56

  • 2019.01.06

車前子はオオバコの種子です。神農本草経では上品に分類されています。舗装していない田舎の道に生えています。また山登りをしていて、道に迷ったらオオバコを探せという言い伝えがあります。オオバコの種子が人にくっついて広がっていくため、オオバコが高い山の中で見つかったら人里につながっている道であると言われています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 シャゼンシ Plantago Seed […]

牛膝(ごしつ)・漢方医による生薬解説55

  • 2019.01.06

牛膝はヒユ科ヒナタイノコズチの根です。神農本草経には上品に分類されています。「地黄」・「山薬」・「菊花」とともに「牛膝」は”四大懐薬”に数えられ、”懐”は今の河南省の古い地名で、古来この地方の特産品として知られてきました。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 ゴシツAchyranthes Root ACHYRANTHIS RADIX […]

防風(ぼうふう)・漢方医による生薬解説53

  • 2019.01.06

防風はセリ科ボウフウの根及び根茎です。『神農本草経』には上品として分類されています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 ボウフウ Saposhnikovia Root and Rhizome SAPOSHNIKOVIAE RADIX防風 本品はSaposhnikovia divaricata Schischkin (Umbelliferae)の根及び根茎である. 防風が処方名と […]

桃仁(とうにん)・漢方医による生薬解説52

  • 2019.01.06

桃仁はモモの種です。仁は種のなかの種です。モモの柔らかい部分を食べた後の種を割ると中からまた核が出てきます。それが仁です。仁には便通を良くする作用もあります。 「桃仁」は『神農本草経』の下品に「桃核人」の名で収載されています。「瘀血、血閉、癥瘕、邪気をつかさどり、小虫を殺す」とされています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 トウニンPeach Kernel PERSICAE […]

陳皮(ちんぴ)・漢方医による生薬解説50

  • 2019.01.06

陳皮は温州ミカンの皮です。神農本草経では上品に分類されています。七味唐辛子にも入っていることがあります。陳皮に含まれるヘプタメトキシフラボンが食欲を増加させる作用があることが最近発見されました。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 チンピCitrus Unshiu Peel CITRI UNSHIU PERICARPIUM陳皮 本品はウンシュウミカンCitrus unshiu M […]

牡蛎(ぼれい)・漢方医による生薬解説49

  • 2019.01.06

牡蛎は食用カキの貝殻で、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどからなります。『神農本草経』では上品として収載されています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 ボレイOyster Shell OSTREAE TESTA 牡蛎 本品はカキOstrea gigas Thunberg (Ostreidae)の貝殻である. カキは2枚貝ですが,牡蛎の品質については「左顧」すなわち左殻で,岩 […]

竜骨(りゅうこつ)・漢方医による生薬解説48

  • 2019.01.06

竜骨は大型ほ乳動物の化石化した骨で、主として炭酸カルシウムから成ります。『神農本草経』では上品として収載されています。龍骨は、薬効的には「牡蛎」などと同じく中医学では重鎮安心薬に分類され、精神安定・鎮静の効能があります。驚き・恐れ・精神的ストレスにより生じる煩躁・狂躁・易怒・不眠などに対して有効な薬物です。 第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 リュウコツ Longgu FOSSI […]

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