生薬の種類

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紅花(こうか)・漢方医による生薬解説67

  • 2019.01.08

紅花はベニバナです。その花を生薬として使っています。山形県の県花です。ベニバナは非常に古くから染料として世界中で使用されています。エジプトのミイラを包む布が紅花で染められていたと言われています。また、べニバナは万葉集や古今和歌集に「末摘花」の名で歌われています。 保険適用漢方エキス剤では通導散や治頭瘡一方に含まれています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載されています。 コウカ Saffl […]

枸杞子(くこし)と地骨皮(じこっぴ)・漢方医による生薬解説66

  • 2019.01.08

枸杞子はクコの果実で、杏仁豆腐の上にちょこんと載っている赤い小さな実です。クコの根皮は地骨皮と称します。枸杞は『神農本草経』に上品として収載されています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載されています クコシ Lycium Fruit LYCII FRUCTUS 枸杞子 本品はクコLycium chinense Miller 又は Lycium barbarum Linné (Solana […]

延胡索(えんごさく)・漢方医による生薬解説65

  • 2019.01.08

延胡索(えんごさく) 延胡索は同名異種の植物が多く少々混乱しているので、ウチダ和漢薬の『生薬の玉手箱』の一部をそのまま以下に引用します。 原植物について,第12改正日本薬局方までは,韓国産のC.ternataをも含む「その他同属植物」が規定されており,わが国に自生するジロボウエンゴサクC.decunbensやヤマエンゴサクC.linearilobaなども使用されていました。植物の和名としてエンゴサ […]

茴香(ういきょう)・漢方医による生薬解説64

  • 2019.01.08

茴香はフェンネルです。生薬よりもカレーのスパイスとして有名です。また焼肉を食べた後にフェンネルが会計に置いてあることもあります。 保険適用漢方エキス剤では安中散にのみ茴香は含まれています。 第17改正日本薬局方には以下のように記載されています ウイキョウ Fennel FOENICULI FRUCTUS 茴香 本品はウイキョウFoeniculum vulgare Miller (Umbellife […]

丁子(ちょうじ)・漢方医による生薬解説61

  • 2019.01.08

丁子はフトモモ科チョウジの花蕾です。『神農本草経』には見られませんが、正倉院御物に見られます。ヨーロッパでは,クローブCloveと称され,腹痛や歯痛の治療薬として使用されました。また神経痛やリウマチに外用され,芳香剤や防腐剤や保存料として,さらに料理用にと幅広く利用されています。 丁子の匂いは歯医者さんの臭いと共通するものがあります。丁子に含まれるオイゲノールによるものと思っています。オイゲノール […]

山椒(さんしょう)・漢方医による生薬解説63

  • 2019.01.08

山椒はウナギを食べる時の香辛料として有名です。『神農本草経』の下品に「蜀椒」,中品に「秦椒」が収載されてしますが、現在の山椒との差異は不明です。山椒は傷寒論に登場する大建中湯にも含まれています。蜀椒と呼ばれるのは蜀の国の山椒が品質に優れていたためとも言われています。 大建中湯は保険適用漢方エキス剤ではもっとも売上の大きい漢方薬です。また、山椒は参耆剤である当帰湯にも含まれています。 第17改正日本 […]

遠志(おんじ)・漢方医による生薬解説62

  • 2019.01.07

遠志はヒトヒメハギの根です。『神農本草経』では上品として収載されています。遠志は古来、安神益智、去痰、消腫の効能で使用され、わが国では第四改正日本薬局方に、同属生薬セネガの同効薬として初収載されました。 第17改正日本薬局方には以下のように記載されています オンジPolygala Root POLYGALAE RADIX 遠志 本品はイトヒメハギPolygala tenuifolia Willde […]

黄柏(おうばく)・漢方医による生薬解説60

  • 2019.01.06

第17改正日本薬局方には以下のように記載があります。 オウバク Phellodendron Bark PHELLODENDRI CORTEX 黄柏 本品はキハダPhellodendron amurense Ruprecht 又はPhellodendron chinense Schneider (Rutaceae)の周皮を除いた樹皮である. 本品は定量するとき,換算した生薬の乾燥物に対し,ベルベリン […]

檳榔子(びんろうじ)・漢方医による生薬解説59

  • 2019.01.06

なんとヤシ(椰子)の種です。インドやマレーシアが原産地です。ヤシの仲間のビンロウはマレー半島原産で、オセアニアからアフリカ東岸に至る広い地域に分布し、高さ20〜30mにも達する常緑高木です。ビンロウの成熟した果実の種子を檳榔子、果皮を乾燥したものが大腹皮と呼ばれます。正倉院薬物の献物帳である『種々薬帳』には「檳榔子七百枚」という記載があります。 檳榔子には駆虫作用があることがわかっており、19世紀 […]

山梔子(さんしし)・漢方医による生薬解説58

  • 2019.01.06

クチナシの実です。橙色です。山梔子は,『神農本草経』の中品に「巵子」として収載されています。古来、栗きんとんの黄色を鮮やかにするために山梔子を入れていました。 クチナシは常緑性の低木で公園や庭にしばしば植えられており,梅雨の時期に開花する白い大きな花と濃厚な甘い香りが印象的です。日本の静岡県以西、また台湾,中国などに自生が見られます. 日本の民間療法においてもクチナシの果実が用いられることは多く, […]

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