コラム

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モダン・カンポウ さらなる勉強のヒントとは

  • 2019.05.23

漢方のアナログ感に馴れること 現代医学は特にデジタル化している 現代西洋医学は150年間でものすごい進歩を遂げました。検査や診断装置の進歩も素晴らしいです。それらはデジタル的に結果を叩き出します。ガイドラインも出来る限りデジタル的な判断で対処できるようになっています。それが、医療を標準化し、だれでも平均以上の医療を提供できるようになる方法だからです。一方で漢方は昔の知恵でアナログです。重量が唯一デ […]

モダン・カンポウ 処方が効かない時の鉄則

  • 2019.05.22

虚実を間違えていないか 思い込みは禁物。試してみればいい 虚証と実証は漢方でもっとも頻出する漢方用語です。つまり重要だと言うことですね。実証虚証の概念や定義は、アナログの漢方の世界ではいろいろです。このブログのシリーズでは、虚実は消化機能で、それは筋肉量に比例すると、あまりにも簡単に定義しています。さて、漢方薬が効かないときはこの虚実を間違えていないかと昔から言われています。虚証と思い込んで、虚証 […]

モダン・カンポウ 処方が思いつかないときの鉄則

  • 2019.05.21

処方に悩めば、腹診もやってみよう。腹診で処方のヒントが得られる 敢えて漢方的腹部診察(腹診)は行わなくて良いということがモダン・カンポウのスタンスです。しかし、処方に悩めば、是非腹診をやってみましょう。腹診から処方のヒントが得られることがあります。いざ腹診をといっても直ぐにできるものではありません。そこで、こんな時のために、日頃から時間があれば患者さんの腹部を触りましょう。とくに良くなった人のお腹 […]

モダン・カンポウ 効果増強の鉄則

  • 2019.05.20

西洋医学的な考え方と同じで、内服回数を増やそう 薬の効果を増すために内服量や、内服回数を増やして、1日あたりの総量を増やすことは西洋剤では当たり前ですね。麻黄が入っていないカンポウである麦門冬湯や五苓散は、1日あたりの総量を増やした方が効果が長く、そして有効に現れることがあります。麻黄がないので、増量しても副作用は通常起こりません。1回量を増すよりも内服時間を短くして頻回に内服することが通常効果的 […]

モダン・カンポウ 副作用の鉄則

  • 2019.05.19

「何かあれば中止ですよ」 カンポウは一番安全な部類のくすりと説明しています。しかしながら、くすりであるとの自覚が医師と患者双方に必要です。お互いが全く安全と思っているときに重篤な副作用が生じます。カンポウも薬剤なのです。また、単一成分ではないので、どんな副作用でもごく希に起こりうると理解しておくことが何より大切です。患者さんには「カンポウも薬ですから、何か起これば中止するか、来院するか、電話するか […]

モダン・カンポウ 処方選択の鉄則

  • 2019.05.18

手元にある処方で頑張ろう 保険適応漢方エキス剤をなんでも院外処方で投与できる医師は恵まれています。適切と思うカンポウを投与できるからですね。一方で、限られた院内処方で対処するにはどうするのでしょうか。カンポウはいろいろな訴えや症状に働きますので、答えは「あるカンポウで頑張る」のです。自分が本当は処方したいカンポウと類似のカンポウを探すという能力が必要になります。生薬のレベルまで掘り下げて理解すると […]

モダン・カンポウ 処方の鉄則

  • 2019.05.17

名医ほど少ない処方数で対処する カンポウは体全体を治すようにセットアップされており、いろいろな訴えを治す可能性があります。ですから経験を積んだ名医ほど少ない処方数でいろいろな病気や訴えに対処できます。不思議なことです。大塚敬節先生の約束処方数も、60歳頃は60処方、60歳後半には48処方、70歳では36処方となっています。保険適応カンポウエキス剤は約150種類あります。それだけあれば、基本的に全て […]

モダン・カンポウ 外来診療での心得

  • 2019.05.16

「何か困ることはありますか?」といつも尋ねよう 西洋医学しか知らないときは、「何か困ることはありますか?」とオープンに尋ねることはなんとなく心配でした。自分の領域以外の相談をされても困るからですね。上手に自分の診療領域に関する質問となるように、イエスまたはノーで答えられる質問をしていました。しかし、漢方を手にするようになって、いつも「何か困ることはありますか?」と尋ねています。漢方を手にすると総合 […]

モダン・カンポウの規範

  • 2019.05.15

はじめに モダン・カンポウは西洋医が、西洋医学で治らない、もっと良くなりたい、西洋医学では病気でないと言われている人たちに、保険適用漢方薬で対応する作戦です。そして処方選択に漢方理論も古典の読破も不要としています。つまり西洋医向けのコンテンツです。 今回の鉄則集では、モダン・カンポウの立ち位置や使用法、コツ、ヒントなどを並べています。拙著『フローチャート漢方薬治療』をわかりやすく違う角度から解説し […]

漢方薬・生薬認定薬剤師とは【中山今日子先生寄稿】

  • 2019.05.14

こんにちは、薬剤師の中山です。 私は漢方薬・生薬認定薬剤師を名乗っております。このことで「漢方に詳しい薬剤師さんですか?」とよく聞かれかれるのですが、この“詳しい”という言葉はお返事するのに困る言葉ですね。 「漢方薬・生薬認定薬剤師」は、日本薬剤師研修センター理事長及び日本生薬学会長名で認定されます。HPによると、この資格は、専門業務分野においてあるレベル以上の能力と適性を持っていることを試問等に […]

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