コラム

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【症例集】「まったく効きませんよ」 森全体を見よう。身体意識に敏感になろう

  • 2019.06.10

症例 「先生、この前頂いた漢方薬、まったく効きませんが・・・・・」 「治してほしかった症状がまったく楽にならないのですね。」 「はい」 「では、他になにか体に変化はないですか? ちょっとしたことでもいいのですが」 「そう言われれば、肩こりが楽になって、イライラも落ち着いたような」 「なるほど、体に変化が起こっているようなので、漢方は効いています。もう少し飲んでもらっていいですか。治してもらいたい症 […]

【症例集】落語「葛根湯医者」のくだり。ヤブ医者か名医か

  • 2019.06.09

症例 風邪を引いたときや、食欲がないとき。葛根湯は、いろんな病に効くという。 飲むと体が温まるそうだ。 「おまえどうしたんだ? どっか悪いのか?」 「先生ね、あっしはあたま痛くてしょうがないんですよ?」 「それは頭痛だ。葛根湯あげるから、それおあがり」 「あっしは、はらが痛いですよ」 「それは腹痛だ。葛根湯あげるから、おあがり」 「あっしは、あしが痛いんですよ。」 「それは足痛だ。葛根湯あげるから […]

【症例集】患者離れは潔く 「僕には治せないようです」

  • 2019.06.08

症例 改善しているようなのに首を縦に振らない患者さんがいます。もしくは、別の病気を探しているようにも見受けられます。このような方は診察時間も長くなりがちです。時間のあるときにじっくりお話を聞くようにしていますが、どれだけ試してみても結果が少しもでなければ、僕の力不足でしょう。以下のように話すこともあります。 ○「僕には治せないようです。」 ○「他にもたくさん医師がいますので、他の先生を頼ってみては […]

【症例集】よくある質問「どのぐらいで治りますか?」

  • 2019.06.07

症例 これもよく聞かれる質問です。 「先生、どれぐらいで治りますか? 漢方は長く飲むことが必要なんでしょうか?」 「漢方でも、風邪などは半日が勝負なんですよ。でも経過の長い症状や訴えにはやはり時間が必要です。」 「それでどれぐらいで治りますか?」 「治るという程度が、意味がひとそれぞれで難しいのですが、大塚敬節先生は、罹った年数の半分罹ると説明していました。」 「そんなにかかるのですか・・・・・」 […]

【症例集】よくある質問「次回はいつ来ればいいですか?」

  • 2019.06.06

漢方薬をお出しするとよく聞かれる質問です。 症例 僕はこう言っています。「外来には次にいつ来ますか? いつでもいいですよ。くすりの効果は4週間後に判断しますね。」 解説 漢方薬も急性疾患などでは半日から数日で効果を判断できるものもあります。しかし、現代西洋医学の補完医療として保険適応の漢方エキス剤で対処するというモダン・カンポウの立ち位置では、病気の経過が長いのですね。そんな経過が長い疾患を漢方で […]

【症例集】モダン・カンポウの基本は「保険適応漢方エキス剤を処方しますね。」

  • 2019.06.05

処方 漢方というと「煎じ薬」のイメージがあるかもしれません。しかし処方薬は違います。その不安、疑問を取り除くには以下のように説明しています。 ○「処方するのは漢方エキス剤です。高級ブレンドインスタントコーヒーのイメージです。お湯に溶かすと煎じ薬に近いものになりますよ。」 解説 漢方薬という言葉で描くイメージは、まだまだ煎じ薬のイメージですね。漢方ファンの患者さんや、漢方好きな先生が描く素敵なイメー […]

【症例集】よくある質問「他の漢方薬との併用は?」

  • 2019.06.04

症例 これもよく聞かれることです。複数の症状がある時に、処方はどうすればいいか悩むかもしれません。僕は次のようにお伝えしています。 ○「漢方薬や漢方みたいなサプリメントは飲んでいませんね。」 ○「西洋薬はたくさん併用しても、それぞれが独自に有効に作用します。ところが漢方薬はたくさん飲むと効かなくなります。漢方はできれば一箇所で処方してもらいましょう。」 解説 「漢方薬は生薬の足し算の叡智」と説明し […]

【症例集】「漢方を始めるのなら、西洋薬を止めたいのですが」

  • 2019.06.03

症例 外来ではタイトルのように言われることがあります。僕は以下のように伝えています。 ○「くれぐれも西洋薬は続行ですよ」 ○「漢方薬は補完医療です。今飲んでいる西洋薬は止めないでくださいね。将来的に、症状がよくなって、ぼつぼつ西洋薬を減量することはかまいません。 解説 モダン・カンポウの立ち位置は、現代西洋医学では治らない症状や訴えに保険適応漢方エキス剤で対処することです。ですから、西洋医学がまず […]

【症例集】「医者が薬を選ばないなんてとんでもない」と言われたことも

  • 2019.06.02

症例 82歳 女性 「自律神経失調症」 あれこれと訴えが多い女性でした。他院で「自律神経失調症」と診断されて来たとのこと。治療希望で来院され、僕は加味逍遥散を処方しました。 ○「まずこれを処方しますが、今後一緒に薬を探していきましょうね!」 ○「漢方薬は西洋薬と違って最初から適切なものに当たるとは限りません」 ○「いろいろな漢方薬を試して、あなたの体の反応を見ながら治していきま しょう」 数日して […]

【症例集】まずはモダン・カンポウで。フローチャートに従って処方しよう

  • 2019.06.01

症 例 外来で、僕は以下のように話すことが多いです。 ○「僕は漢方には興味がありますが、漢方だけやっている医師ではありません。西洋医で漢方を使用している医師です。」 ○「あなたの訴えから僕が最良と思う漢方を処方します。」 ○「効かないときは、順次処方を変えて、適切な処方を見つけますので、数回の処方変更にはつきあってくださいね。」 解 説 著書「鉄則 モダン・カンポウ」では、漢方を伝統的漢方とモダン […]

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